投稿日:2013年04月25日

2013年04月25日

山本ふじこさんおすすめの高円寺にあるスペアリブの美味しいお店に、黒川あっちゃんと連れていってもらった。

高円寺の北口から純情商店街を抜けて庚申通り商店街にあるお店で、前を通ると一見カフェ風のお店がそのお店だった。

ふじこさんはお芝居の公演が終わったばかり。あっちゃんと待ち合わせをして私も観に行ったものの、途中で体調が悪くなって早退してしまったので、ちゃんと会うのは久しぶりだ。

ふじこさんは東京に出て来てからもう高円寺は長く知り尽くしているので、いろんなお店を知っている。かたやあっちゃんも私も普段お酒を飲まないので、夜に外出することが極端に少ないので、夜に外で食事をすること自体が新鮮なのだ。

ふじこさんおすすめのスペアリブは、スペアリブだけでなく他の料理もすごく美味しかった。誰かと一緒に食べる夕飯ということも加わってか、夜に外でご飯を食べたり飲んだりする心地よさってこういうことなのかなぁと、まるで大人になる前の年頃のような気持ちになったのだ。

他愛のない話で盛り上がり、満腹になったのだが”もう一軒行きたいなぁ。”と思っていたら、レコードを沢山置いているという以前から噂では聞いていた南口のOctoberという店に移動して、今度はいろいろレコードをかけてもらう。

「飲んじゃおうかな〜」

めずらしくあっちゃんも言って、それで3人でお酒で乾杯。

マスターが私達の会話を拾っては懐かしい曲をかけてくれて、お互いの青春の頃に心が戻ったりと楽しい時間だった。

それぞれ聴いてきた音楽が違って、同じ一曲でもその背景にある思い出も違う。当たり前のことなのだけれど、不思議な感覚。音楽というものを介して他人と自分との空間が立体的に感じられてきて面白いなと思った。

そのうちにお酒が強くなると思いながら結局相変わらずお酒に縁遠く、仕事帰りに一杯行きたくなる感覚がないまま今に至っているが、飲める体質だったとしたら駅に近いエリアに住んでお気に入りのお店に立ち寄ったりしていたのだろう。

飲めないんですと言うと、いつも「信じられない!」と驚かれる。そしてそう打ち明けたら皆口を揃えて私のことを酒豪に見えると言う。

一体自分はどう見えているのだろうと思う瞬間なのだ。


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