投稿日:2013年04月26日

2013年04月26日

広島市で開かれている「第26回全国菓子大博覧会」で、会場に出品していた京都のある店が賞味期限シールを重ね貼りをして販売していたことが発覚したのだそうだ。同店はその後この菓子博での出品販売禁止となったらしいのだが・・・。

これを昨日のラジオのニュースで知った時、「あの店かも・・・」とすぐにある店が浮かんだ。

これは私が入院をしていた2000年のこと。

京都の河原町三条にある、今もあるのかわからないがおかきやさんがあったのだが、京都に仕事に行ったY氏に頼んで買ってきてもらったおかきがまさに賞味期限シールを上から貼り直した品だった。

そのおかきは京都でヤマハの講師をしている時に講師仲間から「美味しいおかき」として教えてもらったもので、私もすっかりファンになってその店でよく購入していた。

その後、東京で売っている店を知ったので今はそこで入手しているが、当時はまだそんなことも知らないので京都に行く度に買えたら買うお気に入りのおかきになっていたのだった。

そのおかきを買ってきてもらった入院をしていた頃は、病状がまだ悪い時期で物が食べられなかった。眺めることしか出来なかったのだが、それでも買って来てもらったおかきは嬉しかった。大好きなこのおかきを賞味期限が切れるまでに食べられるように、元気になれるようにと願掛けをするように賞味期限を眺めていたのだったが、ある日その賞味期限シールのところが不自然に盛り上がっていることに気がついた。

あら?種類の違うこっちのおかきにも。

そぉっとそのシールをめくったら、古い賞味期限のシールが下から出てきた。

二枚貼り?

一ヶ月ぐらいの前の日付だったが、そりゃぁ驚いた。

大好きなおかきだったので裏切られた気分になったが、どっちみち物を食べるまで回復が出来る兆しもなく、怒りより病気がしんどい方に日々とらわれておかきどころじゃなかった。

まだ二重シールをやっているのかしら、あのおかきの店は・・・。

せめて元のシールを剥がして貼るということは出来なかったのかしら。

いやいや、何を言うておる。

やっぱりシールは二重に貼ったらあかんのである。


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