今日はラジオの収録で、服部祐民子ちゃんに家に来てもらった。
ラジオの収録を家でするだなんて、数年前まで考えたこともなかった。ラジオも音楽スタジオと同じで、ブースと呼ばれる場所は厚いドアに二重に仕切られ、防音設備が整っているということが絶対と言ってもいい程の条件だったのだ。
それが、今やウチでは二重ドアどころか防音設備の一切ない木造の普通の家で、外を走るバイクの音やカラスの鳴き声、家にいる犬が吠えても走り回っても「ウチっぽくてよし」としているので、良く言えばめちゃくちゃおおらかなラジオ収録になるのだ。
今日はラジオの収録の後で、また9月に一緒に旅に出るライブツアーの打ち合わせをした。一緒にやる4本のライブは全て構成と温度感の違うものなので、通常よりも準備と打ち合わせが綿密になる。8月は多分二人で体育会系のクラブ練習のような月になるのだ。
打ち合わせも終わって、談笑の時間の時。
「その服、可愛いねー」
祐民子ちゃんは今日可愛いパンツ姿だったので、普通になにげなく女子話をしたら、彼女は前に私が「そのババ色の服をやめなさい!」と言ったことを覚えていたらしく、それで今日は出がけに服選びをずいぶんしたということを知ったのだった。
可哀想なことをした。あの日祐民子ちゃんは酔っ払っていたので、覚えていないと思っていた。
気にしていたのか・・・・。
反省。
そして今日はあれほど言っていた私が、ババ色の服を着ていたのであった。