ガラス工芸家のSさんのグループ展を見に鎌倉に行った。
鎌倉は近くで遠い存在で今まで行く機会がほとんどなかったので、今日は鎌倉見物もちょこっと兼ねてのお出かけ。事前に鎌倉を取り扱った雑誌やサイトをチェックして楽しみに出掛けたのだ。
もちろん移動は愛車となったラパン。初の高速道路走行だ。
鎌倉は見所が広いエリアに渡ってある。鎌倉駅周辺以外にも北鎌倉、二階堂地区、江の電の走る長谷地区など、景色もうんと違う場所がある。修学旅行生も多く訪れるが50代以上の女性グループも多く土日はすごい人らしい。
今日訪ねるギャラリーは鎌倉駅近くにあるので、鎌倉駅周辺を散策出来たらいいなぁ。今日はあいにくの雨で平日ということもあって、人出はそれほど多くはないようだったが、それでも修学旅行生や観光客が結構歩いていた。
まずは鶴岡八幡宮へ。
修学旅行生達はみんなお土産の定番「鳩サブレ」を手にしている。どこから訪ねて来た学生さんたちなんだろう。全然すれた感じがしない幼く見える中学生達。敷地が広いので階段の上まで上るのはあきらめて下の社でお参りをして帰ってきた。
その後小町どおりを歩いて、楽しみにしていたランチのお店へ行く。
鎌倉特集の雑誌に載っていた出汁巻き定食の美味しいと評判の和食のお店「達や」。1200円でお盆に乗った和定食が運ばれてきたのだが、出汁巻き卵がトロントロンでフワフワで「こんなの、どうやったら作れるの?」という位感動ものの見た目と美味しさだった。大当たりのランチだった。
歩いていると古い家を利用したお店が多い。皮細工のお店に文房具のお店、雑貨屋さんに洋服屋さん・・・。外観は「あれ?」という朽ちた雰囲気がありつつ、「可愛い」テイストがチラっとあったりして、女性が好きで訪ねる街というのはなんだかわかる。
ランチを食べたらガラス展へ。
複数の作家さんのそれぞれの作品が展示されていて、同じガラス工芸でもタッチが全く違うのが見ていて面白い。Sさんの作品には「是非お手に取ってご覧ください」というメッセージが添えられていて、実際に手に取ることが出来たのも嬉しかった。出来上がるまでの行程が全くわからないとても繊細な飾りが施された器で、物作りは奥が深くて楽しいものだなぁとガラスへの興味が一気に湧いたのだ。
ギャラリーを出たら、「雲母」というこれまた女性に人気のお店に行ってきた。
注文を受けてから店主が作るという白玉が人気、10年以上前にカフェブックで見ていつか行ってみたいなぁと思っていたのだ。栄えた通りから少し離れた場所にあるにもかかわらず店内は満員だった。隣りの席の母娘が既に「白玉じゃないみたい〜!」と感激している。一番人気の宇治白玉あんみつを注文。20分ほどして出てきたが白玉はまだあったかくて本当に「白玉じゃないみたい〜!」だった。
雨の鎌倉。
余力があれば明月院というあじさい寺に行きたかったが今日はあきらめた。
車が来てから初めてのちょっと遠出なお出かけ。
一大決心をしなくても、鎌倉にも行けちゃうのかぁ。
またこんな風に出掛けて行きたいのだ。