投稿日:2007年10月18日

2007年10月18日

ね〜こはこ〜たつでま〜るくなる〜。
が、ウチの犬もヒーターの前でまるくなる。
チワワという犬種はメキシコからやってきた。日本の夏の暑さにはあまりバテないみたいなのだが、寒さには弱いらしく、獣医さんには”寒くなったら洋服を着せてあげるのもいいでしょう”と言われたことがあって私も驚いたが、あの「洋服を着せる」のはお洒落のためだけじゃないらしい。
今位の時期になると、ダンボは部屋の中の温暖地方を求めて、一日の中でなかなか上手い具合いに移動をしている。
この時間帯は窓からお日様が入って来る。
そこにカーテンを開けて座る。
お日様が移動をすると、もうその場所には座らない。
今度は布団の中にもぐりこむ。
「パチ」
どんなにソ〜っとヒーターのスイッチを入れても、聞き逃すことなく、スイッチを入れたら点火とほぼ同時位に飛び出てきてヒーターの前を陣取る。
真ん前って相当熱いのだ。
ボーっとヒーターの熱風がお尻に当たって、触るとかなりお尻が熱くなっているのだが、本人はそれでいいらしい。
私が出掛けることになってヒーターを消すと、元の布団が楽園となる。
だが、こだわりも持っている。
ある時ペットショップで「犬用手袋」を見つけて、試しに買ってみたが、非常に悲しい顔をしてしばらく手袋をした自分に甘んじているようであった。
寒くても手袋はしない主義らしい。
そうですか。失礼致しました。
そして最後は、私がダンボにとって丁度いい湯たんぽになる。
「寝るよ」
「おいで」
可愛く丸まって、私にぴったりくっついて寝る。
さっきまで「ダンボ」と呼んでも、知らん顔をしてヒーターの前に座っていた犬が、である。
まるで、私に懐いているみたい。
自分の陣地が狭い時、4本の足で私を”邪魔”だと本気で押してくる犬だが、寒い時期だけは必需品になるので、理由は何であれ一見仲のいい状態でいることには私は満足している。
部屋には何がどこに置いてあるのか、知っているのは私。
部屋のどこが今一番暖かいのかを、知っているのはダンボ。
違う地図を持って、一緒に暮らしているのである。


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