投稿日:2007年12月08日

2007年12月08日

今日は可燃ゴミの日。
この辺りでは、それまで不燃ゴミ扱いとなっていたゴミの一部が可燃ゴミとなった。先月、退院して家に帰って来ると清掃局のチラシがポストに入っていて、私の住む区の焼却炉はニュースでやっていた焼却力の強い炉に該当したようだった。
かつて分別になったばかりの頃は、分別になかなか慣れなかった。ゴミ箱の前で手を止めて「これはどっちだったっけ」と一瞬考え、”右のゴミ箱””左のゴミ箱”と、毎度ミニテスト状態だった。例えその難易度が幼稚園の入園テスト位だったとしても、毎回入園テストを受けるのは面倒臭かったのだ。
やっと素早いジャッジが出来るようになった。
というのに・・・・。
今回燃えるゴミとして捨てられるようになったものは、ビデオやカセットテープ。ボールペンにフロッピーディスクにゴム製品。プラスチックのバケツやおもちゃ類もそうで、プラスチックのカードや歯ブラシも可燃ゴミになり、ほとんど分別になる前と変わらないんじゃないかという印象で、一気に我が家の不燃ゴミは減ることとなったのだった。
歯ブラシを捨てる。
可燃ゴミ。
正解。
正解です。
プラスチック製品。
可燃ゴミです。
ぽい!
いいんだってば、これで。
しかし、何なのだろう。これらを可燃ゴミのゴミ箱に捨てた時、小さな罪悪感に襲われる。分別に慣れてしまったので、それまで不燃ゴミの方に分けていたゴミを燃えるゴミの方に捨てた時、自分がとてもいけないことをしている感覚になるのだった。
私は善人だったのだ。
せっかく更正出来たのに・・・。
また慣れるまでゴミ箱の前で手が止まるのか。
不燃ゴミが可燃ゴミになったおかげで、今度はゴミ箱の前で悪人の自分にさいなまされるようになったのだ。


コメントをどうぞ