投稿日:2007年12月27日

2007年12月27日

今の時期は、情報番組やニュースの情報コーナーでは、大掃除特集と題して掃除の裏技を紹介するコーナーが多くなるのだ。
例えば、「新聞紙をちぎったものを水に浸し、それを床に撒いてから掃除をすると、床の小さなゴミまで綺麗に取ることが出来る。」
「カーペットやラグの毛やホコリは、掃除機をかける前に亀の子タワシでこすると、より効果的。」
他にも、浴室のタイルの目地のカビ予防には「ロウソク」を塗る、とかキッチン排水溝のぬめりには10円玉数枚を入れておく、などの予防策なども紹介され、これらのすごい所は、身近にあるものを使って今すぐに出来るアイデアだということなのだ。
最初に思いついた人は、掃除中にどうしたらもっと効率良くこの掃除が終えられるのかについて、掃除中にあれこれと頭を捻っていたのである。そして、身の周りにあるものを使って簡単に出来る方法を考えついたのだ。
多分、それは一度目で成功したアイデアではなく、何度も失敗を経て得たものなんだろう。とはいえ、特に眉間に皺を寄せてアーティスト風に生んだといったピリピリ感はなく、心にゆとりを持ちながら試行錯誤を繰り返していたと思われる。
掃除をしている間、では私は何を考えていたのかを振り返ってみた。
床掃除の場合。
”ほこり、発見”
”ほこり、取れた”
”ここ、綺麗になった”
以下、その繰り返し。
私の頭ん中に詰まっていたのは、「アイデア」でなく、全て目に映ったものに対する単純な感想だった。しかも内容に成長はなく、昨日も今日も同じことしか考えていないということがわかったのだ。
冷蔵庫の中のもので、ちょちょいと何かを作ってしまう人と、掃除の裏技を見つけられる人のことを、私は本気で天才だと思っている。
私も頑張ろう。
身近なものを使って、今日からお掃除の達人に。
今日は試しに”かたくり粉”でレンジ周りのタイルをこすってみた。
が、効果は特になく、辺りが汚れただけで終わった。
お掃除の達人になるまでの道のり、遠し。いろいろ試すということは、リスクも抱えるということ。掃除のつもりが余計に汚れていくこともあるのだ。
ところで。今年は、あともう何日?
クリスマスが過ぎてから大晦日までの数日間、私は毎年お掃除の達人になるぞと決心しているのである。


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