投稿日:2008年04月09日

2008年04月09日

外来の帰りに新宿のファッションビルに立ち寄った。
昨日の渋谷もそうだったが、どの店も今置いてある洋服は、チロリアンかボヘミアンそのどちらかと言っていい程なのだ。
さっきの店もチロリアンかボヘミアン、その前の店でもチロリアンかボヘミアン。そして今入った店にもチロリアンかボヘミアンの店員さんが居て、チロリアンかボヘミアンの服を勧めるのである。
しかし、
私ぐらいの年齢になると、襟元が大きく開いていてハイウエスト切り替えのワンピースやチュニックの、いわゆるAラインの洋服というのは大屋政子になってしまう。だからいくら彼女達が着て可愛くても、もう私は手を出さないのである。
チロリアンかボヘミアン以外はないんですかい。
これがまた難しい。どの店も微妙にカブらない状態で同じテイストの洋服を置いているのだった。
私はキュートな皆さん達と揃いの服を着たいわけではないのです。今は身の丈に合った胸元が開いていなくて、ウエストが普通の位置にある服を探しています。
そういうリクエストなのでございます。
ドゥー、ユー、アンダースタンド?
お!
違うテイストの店を見つけたと思ったら、ヒョウ柄やゼブラ柄などのワイルド系セクシーファッションの店だった。
に、似合うかしらん。私。
傾斜45度の高いラメヒールを履き、アイラインを上下に入れネイルアートでキメてヒョウ柄を着た自分を想像してみる。
その前に谷間スッキリ寄せ上げブラを買わないとダメだろう。
もう、他にはないのかしらん。
あっ、なんかテイストが違うお店発見。
と、思って入ってみたら、今度は姫系ファッションの店だった。
ま、眩しい。
ピンクのヒラヒラやフリフリだったりネグリジェかと思うような服が並んでいて、お人形さんのような店員さんが居るのだった。
ちょっぴり着てみたい気もしないではないが、店内に居るとなぜかしら自分がオヤジに思えてきた。なんか浮いている。あきらかにお客ではないタイプの自分がここに居ることが変に思えてきて、いたたまれなくなって外に出ていたのだった。
私は、普通の服を探しています。
チロリアンにボヘミアンにヒョウに巻き毛のお姫様に・・・・。
ここはどこデスカー。
洋服屋さんというよりも、もはや「イッツアスモールワールド」のアトラクションの中に居るようであった。


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