投稿日:2008年05月02日

2008年05月02日

コンピューターの調子がおかしいので、アップルのお客様センターに電話をした。
ここはいつ電話をしても、”ただいま電話が大変混み合っています”状態、待ち時間に流れる音楽を繰り返し聞くのだが、今日は今まで混雑をしていた中でも一番長い待ち時間だったのだ。
ようやく電話がつながって担当の人が電話口に出た。
アップルお客様センターの電話窓口の人は、毎回説明力も知識も素晴らしい。個人的にはJAFの人と救急隊員と同じぐらい尊敬をしている仕事人で、とにかく電話口にマックの人が出てくれると、それだけで問題が半分解決したぐらいの安心を得るのだ。
しかし。
マックの人達にだってそれぞれ新人の頃がきっとあったんだろう。最初から天才の人も居ただろうが、「全然ダメだった頃」を通ってスペシャリストになった人だって居る。
今日はまさに後者のタイプの「新人さん」と思われる回になった。
一番初めは良かった。いつものマックの人の美しい言葉使いの対応で始まったのだが・・・・。シリアルナンバーを尋ねられ私が答えた時から調子がおかしくなった。「Vの・・・」と読み上げると、「Vですか?」とマックの人は聞き返し、Vから始まるシリアルナンバーの製品はないとその人は言う。
「え!」
そんなことを言われたのは初めてだったのだ。しばらくやりとりがあって結局は私の伝えたナンバーで顧客がヒットしたらしく、その件はなんとかクリアしたのだが・・・。
次にお兄さんは、「別の方の名義になっているんですが」と、突然意味不明のことを次に口にする。
「は?」
だってあなた、まだ私は自分の名前も伝えていないのです。
そう伝えるとしばらく間があいて「あ、そうでした。すみません」とマックの人は謝るのだった。
きっと忙しすぎて、頭が混乱しちゃった。
あきらかに許容量を越えてしまったといった様子で、その後もマックの人は丁寧な言葉遣いではあるが、説明力も知識もこちらの話を把握する力も機能せず、唯一本人にその自覚があったみたいで、やけに「申し訳ありません」を連発していたのだ。
一部、会話の中で私の方がマックのことを教える場面もあり、いよいよ不憫になってしまった。
可哀想なぐらい電話の向こうではひからびて水分がなくなった人間が居るのを感じたのだ。
お昼休憩に行っておいでよ。
再起動したら直るかな。
うちのパソコンより調子の悪い今日のマックの人であった。


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