投稿日:2008年05月27日

2008年05月27日

パソコンの液晶がチラチラし始めてから、日にちが経ってきた。
そんな大事なものが壊れかかっているというのに、今度はそれを修理に出して手元から一日でも離れるのが憂鬱で、何となく対処を先のばしにしているという矛盾した状態が続いているのだった。
フっ。
フワっ。
液晶がフワっとすると、私はそれを凝視している。凝視してどうなるわけでもないのに、ジっと見つめてまた安定するまで目をそらさずにそこで私も動きを止めていて、こういうことをするからより画面を見て目が疲れて行くんだろう。
虫歯だって自然に治らない。
液晶も、自然には直らないのだ。
今見積もりを出してもらった修理会社は代替えのパソコンを貸してくれる所なので、全くのパソコンがない生活にはならない。それに今使っているのも修理に出せば必ずよくなるのに、それでも無意味にぐずぐずしてしまう。
フっ。
フワっ。
液晶がフワフワするとジっと動かなくなる私。
「だ〜るまさんが、こーろんだ!」
もうパソコンとこうして遊んでいる場合じゃないのだ。
日が暮れても、毎日部屋ん中で「だるまさんがころんだ」をやっている。
だけど。
もし私が動いたらどうなるの。
鬼に捕まえられて、それでどうなるのですか。
パソコンの画面から手がヌっと出て来て、私は食べられて居なくなってしまうのかもしれない。
フっ。
フワっ。
私は身動ぎもせずパソコンを凝視している。
パソコンに喰われてなるものか。
”液晶のチラチラ”は近頃、だんだんホラーチックな展開になってきたのである。


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