投稿日:2008年07月06日

2008年07月06日

明後日から始まる、劇団☆新感線のプレビュー公演、「五右衛門ロック」を観に行った。
東京公演は新宿コマ劇場で7月28日まで、大阪は来月の8日から大阪厚生年金会館で24日までで、チケットは既に完売したのだそうだ。
初めて中に入った新宿コマ劇場。私には演歌の大御所がステージをする場所というイメージがある。実際に北島三郎さんが使用するだけの専用の楽屋があるのだそうで、昭和の大きな演芸舞台は独自のしきたりがありそうなのだ。
以前はこの近くにリキッドルームというライブハウスがあった。リキッドルームが移転してからは来ることもなかったので、私も久しぶりに訪れたのだった。
赤いじゅうたんに古びた階段。中は半円形に見えるステージとそこからスリ鉢状に上に客席が広がっていて、他では観たことのない空間になっていた。特に1階席と2階席のような別れ方のない連なった客席の形は、広々としていてなんだかとても素敵に思えた。
これから初日を迎える「五右衛門ロック」。時間的にはたっぷりとした長さがあったはずだが、特に休憩以降の2部はたたみかけるような展開で、最後は会場のお客さんが総立ちとなって拍手を送っていたのだ。
終わってからバンド楽屋にお邪魔させてもらった。
ホールの裏側ではカツラを持ったスタッフの人や、洗濯物を回収したり、明日の段取りをメンバーに伝えに来たりとまだ人が走り回っている。今回も100名以上のスタッフキャストがこの作品に携わっているのだそうで、この夏これから日々本番の連続を迎える活気に溢れていた。
五右衛門とロックは、そう言えばすごくいい組み合わせだなぁと芝居を見終わったらこの二つが自然に一致するようになった。
生まれ変わったら五右衛門は泥棒でなくロッカーになるのがいいな。
どちらにしても親不幸者か・・・。
古田新太さんの五右衛門はイメージにピッタリだった。いかにも親不孝者の感じがプンプンと匂って、そして不思議な魅力の憎めない五右衛門だった。


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