投稿日:2008年07月20日

2008年07月20日

夜、入谷の朝顔まつりに連れて行ってもらった。
7月の初め頃、毎年ニュースでほおずき市と朝顔まつりの様子は見ていて、この2つのお祭りは東京の夏が始まる合図のような存在なので、一度行ってみたかったのだ。ほおずき市は今年も行けなかったが、サミット開催の影響で今年は朝顔まつりの方が例年より遅い開催となり、今日は夏の天気と朝顔がぴったりと合う祭り日となった。
「入谷」という場所に来たのは初めてだ。
上野公園から浅草の方を廻る巡回バスが近くを通っているので、そばを通ったことはあった。その時はただバスに乗って揺られていただけだったが、電車だと日比谷線入谷駅もしくは山手線鴬谷駅からが近い。入谷の鬼子母神があってここは東京の下町と呼ばれているエリアだ。
「一鉢、どれでも2千円!」
「4色咲き、大輪ですよ」
道路の片側がやきそばやフランクフルトなど飲食テントが連なり、反対側はどの店も全て朝顔づくし。ニュースでも「1鉢2000円」と明記してあったので、値段は決まっているのだろう。
朝の5時から夜10時までの3日間だけの朝顔まつり。
店先で訊ねたら、これから2ヶ月間毎日花をつけて楽しませてくれるのだそうだ。
朝顔は朝咲いて夜にはしぼんでしまう花。
そっか。だから夜に行けば花が咲いているところは見れないんだった。
何色の花が咲くのかはお楽しみ。
お祭りは夜がいいなと漠然と思っていたが、朝顔のお祭りだったら朝がやっぱり綺麗かもしれない。
今まで朝顔は私の夏のガーデニングのラインナップにはなかった。ただなんとなく、夏休みの宿題のイメージが強すぎて、それにちょっと地味な感じもあった。
毎日、咲くのかぁ・・・。
小学生以来の朝顔。
こっちの鉢のは何色が咲くのかな?
青い花が入っていたらいいな。
「一鉢、下さいな」
鉢に掛かった”入谷の朝顔まつり”の札が、風鈴のように風に揺れた。
蒸し暑い夜。
生ぬるい風が肌にまとわりつく。
そう、お祭りの夜ってこんな感じだ。
2008年、東京も本格的に夏がやって来た。


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