投稿日:2007年02月18日

2007年02月18日

雨が上がると、東京の空も澄んでいて綺麗なのだ。
鳥は雨の時、姿が見えない。
自分が雨空を見上げるということを、あまりしないからなのかもしれない。
雨の時は視野が全体に低いエリアに行く。
灰色は、私にはつまらない色なんだろう。
玄関先のジュリアンが花をつけるようになってきた。
少し前までは、餌がないせいか鳥が食べていくので、枯れた鉢のようになっていた。口からこぼしたと思われるちぎれた花びらが足元に落ちていたので、犯人はやっぱり鳥だったのだと思う。
雨のあとには晴れが来る。
冬の次には春が来る。
私の目線も雨の日は下がって、
雨上がりには上がる。
今日は道が濡れているから、
散歩はまた明日ね。
「散歩は明日ね」と言った「散歩」だけがわかったらしく、行く気満々でダンボはベッドに飛び乗って跳ねていた。
しまった。
お前は人間じゃなかった。
「今日はなし!」
「なし!」
今日みたいに、
夕方になってから晴れ間がさす日は、
晴れた空を見るだけの日になる。
洗濯も出来なかった。
散歩もなし。
でも、何もしなかったのに、
明日のことを考える。
もう、明日を”持って”いる。
雨上がりはよく晴れる。
川沿いの道には梅が咲いているよ。


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