投稿日:2008年09月13日

2008年09月13日

近くの八幡さんで秋のお祭りをやっているので、夜ダンボを連れて行ってきた。
「お散歩、行く?」
最近、ダンボは散歩が好きになった。
前の家の時は一歩外に出た時から、尻尾をキューっとお尻の下に入れて家に帰るまで、ちっとも楽しそうではなかったが、テレビやしつけ本などであれこれトライをして、ようやく散歩が好きなワンちゃんになったのだ。
しかし、今日は少し遠い。
「ダンボ、今日はちょっと遠いよ。でも行く?」
ダンボは無邪気に「行く!行く!」と飛びはねていた。ちょっと騙している感じもしないではなかったが、「祭り」「屋台」「買い食い」にどうしても行きたかったので、出掛けることにしたのだった。
川沿いの道を歩く。
この道をずっと行くと大宮八幡宮という大きな八幡さんがある。日中は散歩やサイクリング、ジョギングをしている人が居てのどかな場所だが日が暮れると、やっぱりちょっと歩くにはドキドキする。
月が浮かんでいた。
小さい頃、ウサギが中でもちつきをしているように見えるか何度も目を凝らして見たけれど、私にはそんな風に見えなかったなぁ。
森のような暗い道をダンボと歩きながら、昔読んだ「モチモチの木」の本を思い出した。
静かな川沿いの道を突き当たったら、「秋の大祭」と書かれたお祭りで今度は急に人が増え、参道にはわんさか人が集まって来ていた。
すごい人だわ。
犬連れって入れるのかなぁ。
人の流れに乗って歩き出したら、そのあとは一気に人が増えた。私も人にぶつかりそうだが、ダンボは歩いている人達の視界に入らないので、もしかしたら踏まれてもおかしくはない人の混みようになっていた。
ダンボを見たら、尻尾がお尻の下にキューっと入っていた。
ダンボの目線だと丁度目の前には人の足、足、足。動く竹やぶの中で竹に当たらないように逃げるようなものだったかもしれない。
「ダンボ、ごめんね」
久しぶりにダンボの楽しくない顔を見た。
「お祭りに一緒に行けたら楽しいかも」は、私だけの気持ちでしかなく、せっかく散歩が好きになったダンボに可哀想なことをしてしまったと後悔をした。
人混みから外れて、川沿いの道に降りて
さぁ、帰ろう。
月が外灯より明るい晩。
テクテク、テクテクと二つの影が歩く。
お祭りよりも楽しいことが身近にあったね。
私が散歩を楽しいと思うのは、ダンボが一緒に歩いてくれるから。
今は尻尾を振って歩くダンボが居て、私は楽しくなれるんだと思った。


“ 2 件 ”のコメントがあります

  1. MOMO より:

    お祭りシーズンですね。
    ダンボちゃんも、みきさんとのお散歩
    楽しいと思います(^^)
    もうすぐ井草八幡宮のお祭りです。
    お嬢一号ちゃん、井草囃子クラブで
    お囃子しているので、30日夕方
    参加するかも♪

  2. 吉川みき より:

    井草八幡さんは前の家の近くだったんですよね〜。大きな敷地で秋祭りにも行きました^^お囃子クラブっていいですね。そういうのがあるだなんて知らなかったです。お祭りに出る側なんだ〜^^v

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