投稿日:2008年10月08日

2008年10月08日

外来でお茶の水まで行った。
「中央線」は山手線ほどではないがいつも混んでいる。座席に座れるという期待なくして乗り込む電車なので、今日も期待度数ゼロで乗ったが、新宿で乗客が入れ替わるのでその一瞬は何席か空き、新宿駅で人が降りた数秒はよく椅子取りゲームになっているのだ。
今日は運良く優先座席の当たり席をゲット。
優先席も真ん中よりはじっこの席の方が、体を預けられる場所があって助かる。
”あぁ、今日はラッキーだわ”と思ってホッとしたら、新宿から老人数人が乗り込んで優先席付近に立ったのだった。
東京の優先座席はあってないようなもの。座ったらそこでメールをする場所になっているので、席を奪うことはあっても譲るなんて光景はない、今や過酷な生存競争の場となっているのだ。
また今日も朝からピチピチの若いもんが優先席を独占しているんだわ。
けしからん。
と、怒りがこみあげてきたのだったが、ふと周りを見たら本日は優先席に座る全員が老人だった。初めての老人率100%。向かい側も座っているのはお年寄りだったので、自分が席を立とうかとても迷った。
迷ったが、ごめんなさいとうつ向いた。
電車を降りると、駅から病院までは徒歩5分ぐらいなのだが、改札までが階段のみ。で、車椅子リフトのレールはあるのだがそこに手すりがない。
不便な駅なのだ。
お茶の水駅のしかもこの階段は、二つの大学病院の患者さんが利用するので、エレベーターもエスカレーターもないのがいつも不思議で仕方がない。
小さい山登りをして病院に辿り着く患者達。私も病院の門を入ったら、毎度「はぁ、はぁ」と言っているのだ。
<早く階段がエスカレーターになりますように。>
七夕の短冊に書かなかったから、願いがなかなか叶わないお茶の水駅なのである。


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