投稿日:2008年10月09日

2008年10月09日

今日は、来週のライブで一緒に演奏をしてくれるトランペットの辰己くんとのリハーサル。お互いの家から比較的近い所に新しくスタジオが出来たので、昨夜そこに予約をしたのだった。
少し道に迷って無事に到着。
「お〜」
既に辰己っちが道端に楽器を置いて立っていた。
「ごめん、遅れて」
辰己っちはスタジオがわからずに道で困っていたのだろう。私が先に着いていればよかった。悪いことをしたのだ。
と、思っていたら・・・
辰己っちから次に、予想もしなかった言葉が出た。
「スタジオ、まだやっていないよ」
「は?」
「まだ、今工事中。内装工事してる」
「え!」
「ここのオープン、来週っぽいんやけど」
「えぇえええ〜〜っ」
だって、ここに最近新しくスタジオが出来たんじゃないの?
先月、系列店舗でリハーサルをした時にオープンのチラシをもらったんですよ。
そのチラシを見て予約したんですけど。
「えぇええっっ!マジで?」
う、うそでしょう。
どういうこと。
持って来たチラシを開くと、チラシには確かに10月18日オープンと書いてあり私はそこの日付け部分を見落としていたことにようやく気付いたのだった。「オープン」の文字と、予約電話の受け付けが9月まではこちら、10月以降はこちらと書いてあることで、”10月になったからこっちの電話にかける”ことだけにとらわれていた。
じゃぁ、私どこに予約をしたことになっているんだろう。
チラシの電話番号にかけ、事情を話してちなみに自分はどこのスタジオ予約をしたのでしょうかと尋ねたら、H店ということだった。
「えっ、えええええーーー」
辰己っちは楽器が重いので、なるべく負担がないようにと考えてスタジオ選びをしたのに、よりによって私が予約を入れたそのスタジオはここから電車に乗って新宿まで行ってそこから乗りかえて2駅また行かなくちゃいけない所にある。
「ごめん、・・・ほんとごめん」
知り合って20年、辰己っちには頻繁にこのテの迷惑をかけているが、またやってしまった。結局、そこから移動をしてH店でのリハーサルに付き合ってもらったのだ。
ほんと、すいません。
片身の狭い時間だったのだ。
楽器を演奏し始めると、親しみやすい距離がちょっと遠くなる。私も音楽浸けで来たからこういう空気の変わり方って好きなのだ。あぁ、やっぱりこの人はミュージシャンなんだなぁと尊敬の気持ちが沸いたり、とにかく大阪時代から知る音楽仲間には特別な思い入れがある。
トランペットを吹く時にちょんまげのカツラを被るのはやめたのかな。
トランペット1本で音楽を続けるって大変だと思う。だって鍵盤やギターとは違ってつぶしがきかない楽器だ。
きっといろいろあったんだろうけれど。
続けていてくれてありがとう。
楽器を持ったら水を得た魚になる。
古い仲間のかっこいいトランペッター、辰己っちなのだ。


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