投稿日:2008年12月02日

2008年12月02日

夜、寝ようとしたらダンボが私の枕の上に座っていた。
「もう、寝るよ」
「ダンボ、どいて」
「どいてちょうだい」
どういうつもりなのか知らないが、ダンボは時々私の言っていることがわかっていながら無視をすることがある。今日は私の枕の上から退こうとせずにドカっと座ったまま居るのだった。
「ちょっと。あっちに行ってよ」
電気も消したのだから、もう就寝タイムなのだということはダンボだってわかっている。今日は何なの。どうしちゃったの。
しょうがないのでダンボを押して、無理矢理自分の頭を枕に乗せた。
”ふん!”
一件落着。
静かな部屋となった。
ところが。
ドカッ。
今度は私の顔の前におしりを向けてあらためて枕の上に座り直すのであった。
横になっている私の顔にダンボのお尻が丁度ひっつく形・・・・。
なんで。
ここだけ人口密度が高くなっているのよ。
「あっちに行って」
「あっちに行ってってば!」
手で押すのだが、ダンボが踏ん張るので動かない。
「もう!」
力づくで押したらようやくダンボが枕から出た。
ダンボ、敗退。
シーーーン。
ようやくこれで静かになったのだ。
と、思いきや・・・
ダンボはまた戻ってきた。
ドカッ。
ぐりぐりぐり・・・・。
今度は私の顔の目の前にドカっと腰を下ろし、お尻で私をグリグリ押し出そうとするではないか。
「ちょっと」
「何すんのよ」
わからない。
わからない。
私はキミのことが。
飼い主としての自分について、今一度考え直さねばと思いながら、「もう眠いし、いいわ」とだんだんどうでもよくなってきた。
「ダンボ、おやすみ」
顔だけ、あったかい夜であった。


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