投稿日:2009年02月08日

2009年02月08日

節分の豆まきのしわ寄せが今になって来ている。
ウチのダンボは、節分で外にまいた豆のことを覚えているのだ。私はそんなことは毎朝忘れているのだが、窓を開けるとダンボはしめたと言わんばかりに勢い良く飛び出て行く。そして私に撤収されるまでに一つでも多くの豆を食べようとがっつくのだった。
犬ってやっぱり人間が思っているよりも記憶力があって、段取りごとに対しても冷静な組み立てが出来るのだ。
「ねぇ、ちゃんとご飯あげてるんだから拾い食いはやめようよ」
だが、そのあとでダンボはよく吐くのだ。おかげであちこちが汚れるのだが、それはマットや布団やシーツといったちょっとフカフカした所ばかりなので、洗濯をしない限り使用には支障が出るのだった。
「お前のせいで洗濯ばかりしてるんだからね」
洗濯物を乾そうと窓を開けると、またダンボは豆のことを覚えていてピョーンと飛んで行く。
「あっ、しまった」
私は豆のことをまたすっかり忘れている。
豆まきが終わって、犬とイタチごっこな日々なのだ。


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