投稿日:2009年05月28日

2009年05月28日

本日、雨。
まだ乙女だった頃、失恋時に雨が降るという経験を二度している。
一度はザーザー降りの雨だった。
家の近くの道に停めた車の中で、片思いをしていたある人との間を取り持ってくれていた人が居たのだが、その人から”言いにくいんだけど彼は君のことを妹のようにしか思っていないみたいだよ”というようなことを言われショックを受けていたら、雨がよりザーザーと降り出して、雨に押されるように泣けてきたっけ。
二度目もやはり家の近くの道に車を止めてだったが、これは彼氏のようなそうでないようなちょっと遊び人の人だったが、その時も「妹のような感覚」というようなことを告げられたのだ。
すいませんね。
フェロモンがなくて。
この日の雨は厚い灰色の雲が覆っていて、シトシトと雨が降っていた。ザーザー降る雨は痛いがこういう淡々と降る雨というのも結構キツいものがあるなぁと思ったのだ。
二度あることは三度ある。
それからはまた雨の日に自分はフラれるような気がしていたのだが、その後は平穏に過ごすことが出来ていたのだ。
もう三度目はないだろう。
あれから私は無敵になった。
時は流れ「妹みたい」という響きは、もう遠い過去のものとなったのであった。


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