投稿日:2009年08月01日

2009年08月01日

kizznaの懇親会が、森のビアガーデンであった。
森のビアガーデンは都心の真ん中、神宮球場の近くにある大きなビアガーデンで、中に入ってしまえば本当にどこか遠くの山の中に来たのかなと思うような森の匂いと景色に囲まれる場所で、毎年予約で一杯になるビアガーデンなのだ。
2年前に「一回行ってみたい!」と憧れがやっと叶った形で、この時もラジオのお仕事関係の4人で行ったので、今日はそれ以来になるのだが、他の参加者の何人かは初めてここにやって来るようだったので、私は「ここを知っている人」として、今日は説明をしたりもする。
「入口でね、蚊よけスプレーが売っているんですよ」
「お手洗いはあっちかな」
「店員さんが運んでくれるんです」
前に一度来ただけで、こんなに”ご案内”が出来るとは、我ながら嬉しい限り。しかし、前回浴衣のお客さんが居るのを見て「そっか、今日って浴衣を着るチャンスだったわ!」と思ったことをすっかり忘れていたので、浴衣姿のメンバーを見て、また今日も「あっ、浴衣を着るチャンスだったのに!」と同じことを思っていたのだった。
夏の外気は肌にまとわりつく、独特のものがある。でもこれがビアガーデンという場所になると、「クーラーのある部屋に早く戻りたい」という気分が消えるのが不思議だ。むしろその風のないまったりとした気温が似合うようにさえ思う。ゆっくりと辺りが暗くなる中、ビアガーデンで楽しむ人々が集っているのが、夏らしい気分を満喫させてくれる。
ド、ドーーーン。
8時前に不意に花火が上がった。
「わあっ」
ビアガーデンに居たお客さん達が、一斉に空に顔を上げて声を上げて拍手をした。
神宮球場では、ヤクルト戦がある日には花火が上がるらしく、それがここからもよく見えたのだった。
今日は雨天中止だったビアガーデンでの懇親会。空が保ってくれて、それだけで夏の景色を手に入れることが出来た。今日ここにやって来ていたお客さん達にとっても、2009年の夏の一枚がもらえる夜となったのであった。


コメントをどうぞ