投稿日:2007年03月31日

2007年03月31日

桜が満開になっていた。今週のはじめに三分咲きぐらいになっているのを見つけて、少し前にはそんな様子もなかったので驚いたのだったが、一気にあれから桜は咲いた。
今日は天気が悪くなると聞いていたので、花見客の出足はどうだろう。そう思っていたが、日中は晴れ間がさしたり夕方以降はポツポツと降ったりもしたが、意外にも天気は守った。
五日市街道に出ると、遠くに桜が咲いていた。ここに来て初めての春、この桜の景色は初めて見る。ピンクとこげ茶の配色って落ち着いていていいなと思う。桜の木独特の色のカップリングだ。
桜が咲いた。
外に出れば出会える。
出なければ出会えない。
桜だから、忙しい大人たちもみんな時間を作って会いに行く。
大事な人のことも桜のように想って、たまに時間を作ってあげたらいいのに。
そうしたら、その手が離れてしまわずに済んだのに。
桜の花を散らすのは雨。
だが大事なその手を離させるのは、他の何者でもない。一番愛した人だ。
言葉を惜しんじゃいけない。
時間を惜しんじゃいけない。
3月最後の日。
春だった。


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