投稿日:2009年12月26日

2009年12月26日

信号待ちをしていたら、二人乗りの大型バイクが私の前に出て停まった。
ブルルン、ブルンブルン。
詳しいことはわからないが、このバイクは純正のマフラーではない様子。低音でブルンブルンと地響きを立てていて、そう言えばこのテのマフラーって最近あまり見なくなったなぁと思っていたのだったが・・・。
ブルンッ
と、音がする度に私の顔にマフラーから出る排気ガスが飛んで来るではないか。
目の検査をした時に、眼球にパフッと空気が飛んで来たが、ちょうどあれの風圧が強くなった感じだ。
前の二人は恋人同士のようで信号待ちの間にも親しげに会話をしている。
ブルンブルンッ。
あうう!
また顔に空気が飛んで来た。空気と言うとなんだか痛くなさそうだが、そんなことはない。十分痛いし、質量もある。マフラーの直径ぐらいの空気のボールが顔に投げつけられているような、そんな抵抗があるのだ。
ちょっと。改造するのはいいけれど、後ろに居る人にどういう影響を及ぼしているかを全くわかっていないですよね。
お宅ら、楽しそうにされていますけれども。
あのね。
別に恋人同士をうらやんで見つめているのではないんですよ。
ブルンッとやるのはやめてちょうだいね。
信号が青に変わった。
ブルンブルンブルン!
あっ、あっ、痛いじゃないの。
ブォオオオオーーーー。
バイクは最後にすかしっ屁を私の顔に思い切りして、そのまま一気に去って行ったのだ。
なんで普通に信号待ちをしていて、見ず知らずの恋人達に空気の球を顔に投げつけられないといけないのだ。
マフラーを改造したバイクの後ろには二度と停まらないぞと、今日は学習をしたのであった。


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