外来日。
通っている病院は、敷地内にコンビニがあるのだが、このコンビニについて私は不満を持っている。
というのも・・この数年、ここの病院は大型駐車場を作ったり古い病棟を壊して、大規模な施設リニューアルをしているのだが、それに伴って病院内にあったコンビニが院内から外の新しい施設に移ってしまったのだ。
移転しても、お客さんは病院で勤める人か外来や入院の患者さんしか来ないのは変わらない。
なのに、コンビニが遠くなった。
入院患者は病院の建物を出て、更にしばらく歩いてその上エレベーターに乗って降りて行かないとコンビニに辿り着かない。この「院外へ出る」行為は厳密には、外出許可をもらわないといけない段取りになってくる。
じゃぁ、何がよくなったのか。
リニューアルして店内は前よりも狭くなった。
狭くなった上、更に通路には商品入れ替えのカゴが大抵の時間積んであり、人が通ることもままならないのだ。病院のコンビニなのだから、それにこんなに敷地があるのに・・・。リニューアルするの知ってから患者さんの間では「もうすぐコンビニが新しくなるんだって」と期待が高まっていたのだ。私もリニューアルされたら今度は車いすでも気軽に入れる広さには変わるんだと思っていたのに・・。
まったくもう・・。
しかし、選択肢がないので採血をしたあと、今日もそこのコンビニに行く。
今日も相変わらず通路には商品入れ替えのかごが積んであり、並んでいる人もわんさかいて移動が大変だった。
「はふ〜〜っ。人が多いなぁ」
なんとかある列に並ぶことが出来たのだが・・・。
待っている時に何気なく商品の棚を見ていると、ある一角に、しかも割とスペースを取っている状況で「酒の肴」シリーズが並んでいるのを発見した。
乾きものの「チーズ鱈」「するめ」「あたりめ」「さきいか」「ほたて貝ひも」とよく似たラインナップのものが充実しており、他にも「茎わかめ」「柿ピー」、中には「おつまみ」と書いてある品物も売っている。
さらに「チーかま」「ウインナー」の横にはジャーキーが数種・・・。
そして下の方の棚には缶詰もののおつまみが置いてあった。
「さんまの蒲焼き」に「サバ缶」「いわし味噌煮」「やきとり」などなど、こんなに細かい種類で充実させて酒の肴で4段も棚をつぶすとは一体どういうことなのだ。
だったら熱に強いスプーンやフォークを置いて欲しい。スプーンやフォークはプラスチック製の一種類だけ、はるばる入院中に買いに行ってステンレスのがなくガッカリして帰って来たがそのコーナーは今も変わっていない。
よくなったとこ、いっこもないやん。
「次でお待ちの方、どうぞ〜」
と、言われてレジの方に行った私。
酒の肴シリーズは要らんのだ。
病院では先生も患者もお酒を飲んじゃいけないのだ。
ここのオーナー、ちっともわかってない!
変なコンビニなのだ。