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投稿日:2011年07月13日

2011年07月13日

15日にアルファステーションのイベントに出演するので、明日から京都に行くのだ。
去年は実家に帰れなかったので、このタイミングで父に会いに行こうと思って私だけ先に13日から関西に向かう予定を立てていたのだが、どうしても時間が作れなくなってしまった。
明日と明後日のどこかで実家に一瞬だけでも戻るのはちょっと難しい。
でもなぁ。
せっかく京都まで帰って来たのなら、少しでも顔を見せたら父は喜ぶんじゃないかなぁ。
何か方法はないかしらねぇ。
昔の私だったらホテルに着いたらそのままレンタカーを借りて実家まで行って父を乗せてご飯でも行けただろうが、次の日の行程を考えると今の私には体力的にちょっと無理だ。
ほんとうに、何かアイデアはないかしらねぇ。
そしてふと思いついたのは、隣町に住む妹に頼んで父と京都で夕飯を食べるということだった。京都駅近辺なら実家からもさほど遠くはない。急な話なので妹がダメだったとしても、タクシーで来てもらえばいいのではないか。
よし、それだわ。
そして父に電話をしたのだった。
「もしもし」
「あー。なんや。あんたか」
「あのね、明日から私京都に行くねん」
数年前までは「実家に行く」「京都に行く」と口にしたら、父は楽しみにしすぎて前日から電話がかかってきたり、当日も「まだけえへんのか」と約束の時間よりずっと前に電話をかけてきていたのだが・・・・。
だから、あまりヤキモキしないように直前になってから電話をするようになったのだが・・・・。
「何しにくんねん」
との返事。
今回京都に行くことになった経緯と、イベントが終わったらまたすぐ東京に戻らなければならないことを説明したあとで、さっき考えついた「とってもいいアイデア」について切り出してみたのだった。
「だからね。京都駅の近くまで来てもらえないかなぁ。で、ご飯でも食べませんか?」
父は妹に頼むのがイヤなのだそうだ。
そして「いらんいらん、行かへんわ。そんなとこ!」とあっさり言うのだった。
「いや、でも、私はそっちには行けないんよ」
「ワシ、忙しいねん」
無職の暇な爺さんが何が忙しいねん。と、内心思ったが、父が言うには明日は午前中に草むしりを頼んでいて、午後からは隣家が売却されるにあたって測量の人か誰かが来るらしい。
「明日はいろいろ仕事で詰まっとんのや」
”なんだ、別にそれって仕事じゃないじゃん!”
などと言おうものならエラいことになる。その言葉に急に怒り狂った父にあれこれ罵声を浴びせられるので、その件についてはスルーをしてもう一度だけ「じゃぁ、本当に来ない?」とだけ聞いた。
「行かへん。めんどくさい」
「はい、わかりました」
電話を切ったあとで、だがなんだか肩の荷が下りた気がした。
振るより振られる方がらくちんだ。
じゃ、お父さんのことを気にせず明日は京都で夜を満喫させてもらいますよ。
しかしそれにしてもこの変貌ぶりは何なのだろう。数年前まで父は私に会いたがっていた。今のこのつれない感じは何なのだ。
もしかして。
彼女でも出来たのかなと思ったが、1000%あり得ないなと思い直したのであった。