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投稿日:2011年12月07日

2011年12月07日

少し前から、駅前の更地だった所建設中だったちょっとリッチなスーパー「成城石井」のオープン日。
スーパーやドラッグストアが大好きな私は開店するのをとっても楽しみにしていたのだ。
何が欲しいわけでもないのだが、とりあえず行ってみたい。
入るのはタダなのだ。別に買わなくても入っていいのである。高級と言ったって、百貨店の高級ブランドショップよりうんと身近なのである。ブランドショップみたいに店員さんが白い手袋をして入り口で立っているわけでもない。
今日はマグロの解体ショーがあるらしい。
お刺身は好物でもないが、イベントは大好き。
なんだか盛り上がっているぞ。
開店時刻を外して夕方、店に行ってみたのだった。
すごい。
いつもそんなに人口密度の多さを感じない浜田山駅前なのだが、今日は店から割と離れた道路の角っこに警備員が配置されているではないか。ちょっとした駅前のお祭り状態で交通整理が行われているので、盆踊りにでも出掛けていく気分になったのだ。
やっぱり今日の駅前は人出が多いのだ。
吸い込まれるようにして「成城石井」に入っていく人々の流れに乗って私も入ってみる。
フルーツコーナーで早速「ブルーベリーとラズベリーとブラックベリー」のセットを見つける。ブラックベリーの実物を初めて見た。そのまま通路を進むと鮮魚コーナーがあり、でっかいまぐろがまだ解体されずにデンと置いてあった。
まるで店内はパンダがやってきた上野動物園のよう、ゾロゾロとお客は陳列棚を眺めてはワクワクしている様子が伝わってきており、私を含めみんな「カゴ」は持っているが中身は品物がほぼ入っていない、という状態だった。
港区にあるやはり高級食材スーパーの「ナショナルスーパー」店内では、お客のカゴの中には高級食材がポンポン入れられていたが、一応ややセレブな街と呼ばれているここ浜田山はやはり庶民が住む町なのである。
「あっ、こんにちは!」
お向かいのおじさん発見。
「今日からだから見に来たんだよ〜」
おじさんもカゴに何も入れていなかった。
結局、おやつ数種類を買ったぐらいで店を出たが楽しいひとときだったのだ。
店を出る時、ディズニーの人気アトラクション待ちかと思うほど入り口に入場制限と列が伸びていたのが可笑しかった。
みんなスーパーが好きなのだ。
一体どこから集まってきたのかと不思議に思うほど、今日の浜田山は人で賑わっていた。
高級スーパーはその気になれば陳列してあるものが買える、やはり「美術館」や「博物館」のような存在なのである。