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投稿日:2011年12月13日

2011年12月13日

原付で井の頭通りを走っていたら、バイクに乗ったサンタクロースに追い抜かれた。
バイクのリアキャリーにはピザ店の名前が書いてあり、この時期はサンタクロースの格好で配達をしているのだろう。キャノピーと思われるバイクがブーンと先を行き、そして右折して去って行った。
しかし。
これでいいのか。
チビッコ達はまだクリスマスイブでもないこの時期にサンタを目撃して、何を思うのか。
小学6年生までサンタを信じていた私である。もし今の時代に生まれていたら、小学6年生になるまでにもう「サンタなんてね、本当は居ないのよ」と妙に大人びた子供になっていたかもしれない。恐らく小学2年生ぐらいの時に、バイクに乗ったサンタを見つけて、「なんでサンタさんが井の頭通りに居たの?」「ねぇねぇ、お昼間だったよ」「なんでトナカイに乗っていないの?」「ピザ屋さんの名前が書いてあったんだよ」etc・・・・
素朴な疑問を母親に投げかけて、そうしていい加減「なんで?」「なんで?」となんで攻撃を仕掛けてくる娘のことがうっとおしくなって、大人の常識を私にキツい口調で説明して一気にぶちこわしにするのである。ウチの母の場合きっとそういう風になっていたであろう。
大人の私も、ピザを配達するサンタさんに疑問を抱く。
「なんで、ピザを配達してるの?」
「なんでプレゼントじゃなくてお金取るの?」
「なんでそんなに若いサンタなの?」
サンタさんは大人にサービスをしなくていい。子供に対して目一杯心遣いをしてあげて欲しい。
馬力のないチョリノリでは追いつけるはずもなく、うんと昔サンタさんに夢をもらったあたたかな思い出を込めて、サンタさんが去っていったあとにそう願ったのであった。