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投稿日:2012年09月13日

2012年09月13日

輸血日。
外来での輸血は二度目。まずは診察を受けてそして3階にある”化学療法 注射センター”に行って受付を済ませ、血圧と検温をしてロビーで待つ。しばらくしたら前回と同じように治療室に案内をされてカーテンで仕切られたそのうちの一つに入室をする。
今日は20番のベッドに案内をされた。
担当の看護師さんは初めてのご婦人。気さくに話しかけられる。
「もしかして、沖縄のご出身ですか?」
と、とっても明るく尋ねられた。
「いいえ、私は大阪なんです」
と、答えたが沖縄出身だといきなり尋ねられるのははじめてのこと。名字も沖縄を思わせるものではないし、どこから沖縄って出てきたのかしら。しかもまだ会話して間もないのにいきなり、ほぼ当たったかのような笑顔で言われたのだ。
しかも。
違うと答えたら「それはそれは失礼致しましたっ」と丁寧に謝られたのだ。
なんで沖縄。
なんでそんなに恐縮されちゃったの。
ここでふと思い浮かんだのは”ネオーラルの副作用”のことだった。
「毛深くなる」という副作用。
私、ガレッジセールのゴリに似ていたのではないでしょうか。
ご婦人なのでゴリという言葉が出て来ずに、アバウトに出身地の「沖縄!」と言ってしまったものの、看護師さんの頭の中にはガレッジセールのゴリの顔が浮かんでいたのではなかったか。
ゴリ。確かに毛深いです。ふと〜いうで毛も生えているし。
咄嗟に腕を見た。
ネオーラルの副作用に悩んでいる女性達が”ある日、気づいたら毛深くなっていた”という内容のことを書いているブログをいくつか見て居た。ある日気づくらしいのだ。
私もカミソリをあてる習慣がなくなっていたので、自分の顔の確認をしていなかったが・・・。
そういうことだったのかもしれない。
鏡がないので確認が出来ないが眉毛がつながってきたのかしら。ソフトバンクのCMのように・・・。
今日は何故かしらセンター内のBGMがジャズバーっぽい有線チャンネルになっていた。
ゴリな私は鏡のない部屋でしきりに自分の顔をさすって、ジャズバー有線を聴きながら酔いしれているような憂いの中過ごしたのであった。