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投稿日:2008年10月22日

2008年10月22日

昼食を食べる場所を探していたら、病院の近くに美味しそうなレストランを見つけた。
お茶の水@@軒。
むむむむ〜〜〜。
@@軒という単語、どこかで聞いたことがあるぞ。
外から見ると喫茶店っぽいのだが、ここは人気の洋食屋さんらしい。お昼時ということもあってか、店内にお客さんがたくさん座っているのが見えるので、ここは美味しい店らしい。
外に出されていたメニュー表を見た。
庶民的よりややリッチなお値段になるが、私はカニクリームコロッケというメニューに非常に弱いのだ。メニューでそれを見つけたら迷わずその店に入り、カニクリームコロッケを頼むのだが、ここのメニューにはそのカニクリームコロッケが載っているではないか。
ここに決定。
今日は奮発してちょっとリッチなランチに致します。
ちょっと奥まった店の方に進むと、この店は1階が軽食で地下1階にゆっくり食事が出来る振り分けになっていた。
今の時間、カニクリームコロッケが食べられる地下の席は満席らしい。看板が出されていたので、しばらく待とうかなと迷っていると1階の喫茶の方のドアがあいた。店の人が言うには、今日はもう地下での食事は満席で無理なので、よければどうぞ1階で軽食を召し上がって下さいということで、それでなんとなく1階の席につくことにしたのだった。
1階は喫茶店っぽいのだが、それでも少しリッチ目のカーテンが掛けてあって、店の男性は黒服を着ている。ホテルの喫茶エリアのような雰囲気だ。
しばらくすると50代位の女性が、メニューとお水を持ってテーブルにやってきた。
「あのね」
「今日はオムライスは終わっちゃったの。」
「でね」
「あるのはコレとコレとコレ」
あれま。
この人は逆に親戚のおばちゃんかと思うぐらい近しい接し方をする。
それからは一つ一つ、メニューの説明をしてくれ、お薦めを尋ねたら「シーフードって好き?」とこれまたとっても友だちっぽい感じで顔を近付けてきた。
結局、その女性が「だったらカレーにしなさいよ〜」と親しげに言うのでそれを注文した。
<初めて来たお客なんだけど・・誰かと間違えているのかな>
ぼーっと考えていたら、また女性がやってきた。
「ね!辛いの、好き?」
何かくれるのかと思ったら、カレーと共に別ルーを持ってきて、「コレを混ぜて調整すると、更に美味しいわよ」と笑顔で言う。まるで、あなただけに特別にプレゼントよという風に持ってきてくれたが、これは店のメニューに普通について来るものであった。
他のお客さんに対しては普通に”ですます調”に接客しているのに、何故私にだけこんなに親しげなのか。
最後までわからなかった。
@@軒は何屋さんかと尋ねられたら、メニューは洋食店だが、喫茶店のような、ホテルのような、親戚のおばちゃん家のような・・・・折衷な店であった。