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投稿日:2009年05月15日

2009年05月15日

ギタリストの稲葉政裕さんの新居に遊びに行った。
前のお家の時に訪ねたことがあったが、その時は息子さんが幼稚園ぐらいで、娘さんはまだ1歳にもならない赤ちゃんだった。その息子さんももう高校生、お嬢さんは先日お目にかかったらキュートな女の子に成長していたのだ。
白い3階建てのお家。
まだ新築のいい匂いがする。
うずうず・・・。
お宅訪問って楽しい。
だって子供の頃から新聞の折り込みに入っている家のチラシが大好きなのだ。今だって「お宅拝見」ものの番組が好きだし、PCでもしょっちゅう「賃貸」「別荘」「売りマンション」を見て楽しんでいる。
リビングでお茶を頂いたあとで・・・
<他の階にも行ってみたい>
<他の部屋も見たい>
<どんな間取りなんだろう>
そう思いうずうずしていたら私の願いが通じたのか「他の部屋も見てみる?」と言ってもらえた。
た、楽しい。
それに、広い。家族それぞれに自分の部屋があって、稲葉さんの「一家の主」の一面を垣間見た気がした。3階は更に明るくて見晴らしがいい。中でも天窓のついた部屋が気に入ったのだ。
稲葉さんの部屋だけはさすがに楽器やアンプが沢山あって、一目で音楽部屋だとわかる。ギターが50本ぐらい、そしてバンジョーやウクレレ、二胡に何故かバイオリン、サックスまである。お宝物のビンテージギターがかなりあるようで、しかし私はギターを見せてもらってもちっともわからない。
同じギターが6本あるのにビックリする。
だが全部ギターを見せてもらったら、それらは5本とか3本とか4本とか・・同じギターの”ちょっとだけここが違う”というバージョンで構成されていた。
みんな高いギターばかり・・・。
ギタリストであればものすごく盛り上がる場面だったろう。だが、パートが違えば「さっきのと今の、同じじゃないですか」と全く理解が出来ない。数百万するビンテージを何本見せてもらっても、全部売って5本ぐらいにして部屋を広く使ったらいいのにという感想になってしまう。
ギターはビンテージになると価値が上がる。
なんでギターだけ?
私も今やビンテージなのですが。
なんでギターだけ価値が上がるのか、そこがまず附に落ちないのだ。
しかし最後はギターレッスンをしてもらって、初心者ロックンロールエレキが弾けるようになってとても嬉しかった。
「自分の持ち場でない楽器って、弾けるとまた楽しいよ」
そう言って稲葉さん、バイオリンも弾いてくれたっけ。
私も何か新しい楽器、始めたいな・・・と久しぶりに思ったのだった。
いいなぁ。
マイホーム。
楽しいお宅訪問だった。
ぽかぽかとあったかい空気が流れていた。