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投稿日:2010年04月12日

2010年04月12日

4月12日はパンの日。
だいたい「何々の日」というのは、語呂でつけられるか若しくは何か実際に記念となる出来事があって、その日に制定されるかのどちらかなのだが、パンの日は後者。「兵糧パン」と呼ばれるパンが本格的に作られたのが、今から168年前の今日だったのだそうだ。
パンは大好きなのだ。物心ついた時から朝食はパンだったし、一人暮らしになってからは一日の食事が三食共パンでも全く抵抗がない。街でパン屋さんを見かけたらフラっと入っては買っている。簡単ではあるが家でもパンを自分で焼いて食べたりもする。それから、学校に通っていた時の遠足のお弁当は全回サンドイッチだったぐらいだった。
小学生以降になると遠足の前の日は、自転車で近所の商店街のパン屋さんへ「サンドイッチ用の食パンを下さい」と買い物に行くのが常になっていたし、スライスしてもらったばかりのフカフカの柔らかいパンをもらって帰って来る時は、嬉しかった。遠足のオヤツより、私はフカフカのサンドイッチが食べられることが楽しみだったように思う。
しかし、幼稚園の頃に一度だけ、このサンドイッチで失敗をしたことがあった。
お弁当に持って行くサンドイッチは、いつもタッパーに入っていたのだが、この器のフタがちょっと子供には開けにくいというか、力の入れ具合が難しかったのだが、この日はフタを開けたらサンドイッチをひっくり返して床に全部落としてしまったのだった。
”みんなの注目を浴びて恥ずかしい気持ち”と”大好きなサンドイッチを落としてしまった”ことの二つで、泣かなかったものの気分は最悪、消えてなくなりたいぐらい
の気持ちでギリギリそこに頑張って居た私だったのだ。
その日は担任の先生が、お昼ご飯を失った私にクリームパンを買ってくれたのを覚えている。4〜5歳でも、こんな時はいろんなことを考えるみたいで、買ってもらったクリームパンを食べながら<先生に余計なお金を使わせてしまった。>と自己嫌悪に陥ったのだ。
今日はパンの日。何故か女友達はパンが好きな人が多い。やはりパン屋さんを見つけるとフラっと入って行くと言う。
パン屋さん自体も年々増えたような気がする。美味しいパンはいろんな街で身近に手に入るようになった。
私の一日は相変わらず、パンで始まっているのだ。