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投稿日:2011年06月06日

2011年06月06日

1ヶ月程前に友人から稲作キットをもらった。
バケツと土を用意するだけで、あとは苗を育てる手順が書いてある。私はこういうキット物に弱いのだ。家で育てるのはプチトマトやバジル、ブルーベリーなど簡単で毎日のように収穫出来るようなものぐらい。だが本当はもっといろいろ育ててみたいというのが前からあったので、旅から帰って来てから早速キットで稲作作りを始めた。
花や木も好きだが、実の成る植物も大好きだ。
特にプチトマトとブルーベリーは毎日面白いように採れる。植えただけで豊作なのだ。信じられない。音楽生活では豊作になったことがないので、初めの頃は逆にこんなに採れてもいいんだろうか・・・・と心配したぐらいだ。
小学生の頃、学校で「お米のありがたみを理解するために、自分が食べているお茶碗の中に一体何粒のお米が入っているか数えなさい」という宿題が出てその日の晩ごはんの時に、お椀の中の米粒をいっこいっこ数えたが、ものすごく時間がかかって吐きそうになった。お米のありがたみは米粒の数を数えることではないと今は言えるが、当時は「何か変」とまでしかわからなかったので今となってはただの苦行の思い出にしかなっていないのだ。
ようやくもみから芽が出て、そして今は苗を土に植えて水田状態になっている。
バケツは全部で4杯。スタートが少し遅かったので普通の田植え時期から遅れているが、秋になって本当にお米が穫れたらきっと大感激するだろう。
我が家のバラ祭りも終わってちょっぴり寂しくなっていた。
しかしまた新たな夢がやってきた。
バラが咲くまでは毎日枯れ木状態のバラを「咲いた」妄想で以て楽しんで眺めていた。
バラが終わってからは稲の苗を、待ち切れず毎日「豊作」妄想で眺めている。
「あの人、毎日私達のことを見て、なんか怖い・・・」
今は稲達が私のプレッシャーを感じて窮屈に過ごしているのである。