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投稿日:2007年02月03日

2007年02月03日

昨日は、今日の節分を楽しみにしていた。
豆撒きはスカーッとする。我が家では、外や家の中に豆を投げつけてバラバラッと豆が散らかした上、お掃除隊が全部それらを片付けてくれるからなのだ。
家ん中の豆は犬のダンボが。そして外には、鳥やいつもここを縄張りにしている白いブタ猫が。
食べてくれる。
やりっぱなし、オーケー。
片付け、なし。
腕が鳴るのだ。
豆は下からではなく、当然私は上から撒く。あれは可愛く撒くものではない。鬼を追い払うのだから形相を変えて、叩きつけるように撒くぐらいが丁度いいのである。
ご近所さん、驚かないでね。
ダンボちゃん、怖がらないでね。
だってこれは日本の行事なんだもの。
昔は2月のイベントと言えば、私も「バレンタインデー」だった。節分は味のしない豆を食べる地味なイベント、「えぇ〜〜、今からやるの〜」と好きなテレビを中断させられて一家の行事に付き合わされる面倒臭いものだったのだ。
だが、女も年季が入って来ると、バレンタインデーよりも節分の方が体質に合ってくるようになる。節分の方がしっくりくるようになるのだ。そして私の母も、節分の日には一家の中で、この行事を一番仕切っていたのだった。
私もいつから節分の方が楽しくなったのか、もう忘れたが、退行催眠で辿れば、恐らくその前の年に健気だった女心がポキッと折れる出来事があったことか何かが導き出されるのだろう。
鬼はぁ〜〜外!
福はぁ〜〜内!
チョコレートでなく、豆でもくれてやる!
今日は豆を買わなきゃ。
太巻きも買わなきゃ。
だが・・・・。
「あぁあああ、しまった。忘れてた〜〜!」
節分のことを、ふと忘れている時間帯があって、再び思い出した時には12時直前になっていたのだった。
”みんなやったんだろうなぁ・・豆撒き・・・”
節分は”鬼を追い払う日”。
主語を誰も言わないが、正しくは”「妖怪に姿を変えられた美しい女達」が、鬼を追い払う日”なのである。