今日は帰国日。
夕方にトロントを出発して、ロサンゼルスで乗り換えをして・・・日本に到着するのは15日の早朝になる。
長時間の移動が大変だ。
ここ2日ほどで多分、ヘモグロビンが減っていると思われる。息が少し切れていたが、帰国をしたらその日に病院で輸血を受けるので、あとは頑張って帰るだけ。最後ひとふんばりをしていい旅を終えられますように。
空港まではつじんが車で送ってくれた。
途中、つじん手作りのベーグルサンドイッチを一緒に食べて、最後までアットホームなおもてなしをしてもらってあったかい気持ちいっぱいの旅となった。
今度は秋に東京で会おうね。
それから今度は一緒に旅行もしたいね。
今回の旅も思い出いっぱいの旅となったのだ。
夕方、トロントを出発してまずはロサンゼルス空港へ向かったのだった。
そして5時間後、ロサンゼルス空港に到着。
数日間は英語をしゃべる必要がなかったが、ここでまた自力で英会話をしないといけないことに気がついたのだ。このあと、深夜に出発をする羽田行きの飛行機に乗る為に出発ターミナルに移動せにゃならん。が、それがどこにあるのか早速わからなくなってしまった。
エクスキューズミー。すみません。
道を尋ねようとするのだが、やはりネイティブの英語が全く聴き取れない。彼女は「あっち」と言っているのか。それとも「そこを右」と言っているのか。結局、ここかしらと思う方角へ進みつつ、数人の空港で仕事をしている人に道を尋ねることとなったのだった。
本当に・・・・辿り着けるのかしら。
乗り継ぎって空港の中を移動するのではなかったんでしょうか。
私は今、外の道を歩いています。
シャトルバスやら、ロサンゼルス在住の人やら、タクシーやらが普通に走っている空港の外の道を歩いています。
合っているのでしょうか!
ヘルプミー!
これでいいのですか!
結局よくわからないまま外の道路を歩いてANAのカウンターがあるという空港エリアにまたやってきた。
夜のロサンゼルス空港の外はちょっぴり治安が悪そうでドキドキしたのだ。
あの道で本当によかったのか答えがわからないままチェックインを済ませて搭乗口の方へと移動をする。
この辺りから、なんだか急にしんどくなってきた。
血が少なくなっているからだろう。
あともうちょっと。
空港内は割と広いので移動するだけでも体力を使う。
ゆっくりゆっくり歩いて自分の乗る飛行機の搭乗口まで来る事が出来た。
深夜発の便はちょっと体力的にキツかったかもしれない。
旅に出る前は準備期間を設けていろんなケースをシミュレーションしてみて、ホテルや移動手段を決めるが、毎回実際に旅をしながらわかることがほとんどだ。何にしたって失敗をしてそれで学ぶことの繰り返し。旅の最後は家に無事に着くということだ。
搭乗間際になって、名前を呼ばれたのでカウンターに行くと・・・・。
予約の都合で満席が出てしまったので・・と、私を含む何名かがエコノミーシートからプレミアムエコノミーに変更になってラッキーなことに、少し広いシートに座って帰れることになった。
日付が変わって飛行機はロサンゼルス空港を飛び立った。
今回の旅行も楽しい旅だった。
たくさんの写真とそれから記憶に残した景色達。
そうして、今暮らしている私の毎日もささやかでありながらも幸せであることがわかった旅となった。