帰国して病院に行った。
いつものように採血を済ませて診察室に入ると、先生がこわばった表情で「白血球の数値が異常に減っているんですよね」と言う。
私の病気は赤血球が少ないのが特徴なのだが、どうも飲んでいた薬の副作用が強く出過ぎたらしく、白血球の数値が700という低い数字にまで下がってしまっていたのだった。
しんどかったのはそのせいだったらしく、1000を切ると感染症にかかりやすくまた敗血症になるリスクが高いのだそうで、輸血を受ける前に即そのまま処置室に移動して白血球を上げる注射を受けることとなった。
そういえば帰った直後に熱が急に出て、それで解熱剤を飲んできたがそれは白血球に関係していたみたいで、炎症反応も上がっていた。
明後日また数値が上がっているかどうか検査に来ることになった。
即入院にならなかったので、普通に生活してもいいのかなと思ったが、先生が「非常に危険」「無菌室レベル」という言葉を繰り返し口にしていたので、少し怖くなった。
明日は打ち合わせがあるからとにかく出なきゃいけないが、おとなしくしていよう。
このしんどさは白血球の減少が原因だったのか・・・。
ヘモグロビンの値は11台あった。
旅行の間じゅう、意外にも赤血球はほぼ問題なく過ごせたのはよかったのだ。