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投稿日:2013年09月18日

2013年09月18日

骨髄検査で外来に行く。

骨髄検査は二回目。うつぶせになってベッドに寝ているのでどんな処置がされているのかは見えないが、麻酔を打ったあとに腰骨からグググっと針を刺していると思われる。麻酔が効いているので感覚は鈍いのだが、イメージとしてはドライバーぐらいの太い器具が差し込まれている感じで、針を身体に押しこまれる度に”どうにかなってしまう!”という恐怖に覆われる。

検査が終わると、1時間止血の為にベッドで仰向けになって過ごした。

検査の結果はまだ先になるそうだが、血液検査の結果今日も血小板が減っていた。

その結果で”自然治癒の可能性”はなくなったということだ。

入院は避けたかった。

入院をすると仕事をキャンセルすることになる。周囲の人達に迷惑をかけた上、随分仕事もなくしてきた。

入院治療を受けないといけない患者に「入院をしてください」というのは正しい判断だ。そりゃぁ私だって病気は治したい。ただ、病院からは「仕事は休んで下さい。」と簡単に言われてしまうと、素直に「はい」と言ってうなだれて現実を受け入れられない自分もまたいるのだ。

「仕事」ってそんなに簡単に休めるものなのか。

自分の仕事ってそんなにちっぽけなものなのか。

いや、私は目の前の仕事に誇りを持って、少なくとも自分に出来る目一杯の誠実で向き合ってきた思っている。

だけど、それを誰に向かって叫べばいいのか。

この怒りにも似た気持ちを誰かにぶつけたいのに、
ぶつける相手が居ないのだ。

それが

病気を抱えて生きるということだ。

病気は治さないといけないと思う。

そりゃぁもちろん、私自身常に治したいと願ってきた。

だから。

たまに毎日こうして過ごしてきたことが、机の上の埃を払うかのようにフっと吹き飛ばされてしまったと感じる時、どうしようもなくむなしくなる日がある。

入院は私にとってはやっぱり大きな出来事だ。

頑張ったけれど届かなかった。

何かが空っぽになってしまった。

冷静になんかなれない日がある。

もう何度目になるのかなぁ。

たまに堰を切ったように涙が溢れ出て来る日がある。

駐車場に行くまでの敷地の道を私は声を上げて泣いた。

すっかり顔見知りになった数人の駐車場の係員さんが居たが、心の中を隠すことも出来なくなっていた。

今の私にはもう一度溢れ出した涙を止めることは出来なかった。