今日は年号が「昭和」から「平成」に変わった日なのだそうだ。なのだそうだ・・・というのは、ニュースで見て「あぁ、そうだったの?」と当時の映像を思い出したからだった。
私にとって「昭和」が「平成」になった瞬間は、テレビで小渕元首相が「平成」と書かれた色紙を掲げた映像。だがそれをどこか他人事のように眺めていて、”これからは平成になるんだ”という現実感は全くなかった。とにかく、その響きは中国か韓国の何処かの土地名のようで、年号だという感覚がなかった。
しかしあれから時は流れ、今年はもう平成21年。年越しの時、近くの八幡さんでお詣りの列の私の後ろに並んでいた若者達が「平成何年生まれ?」「2年」と会話をしていて、「ええっ?」と驚いたっけ。だって、私は平成になってから平成での計算が出来ない。平成生まれの人達はそこら辺の不自由を感じずに会話が出来るということに、ジェネレーションギャップを覚えたのだ。
「あれっ、今平成何年だったっけ」
こんな質問は古い人間のすることとなった。
平成に変わって年号計算力を失い、次いで消費税導入によってスーパー、コンビニでの計算力を失い、そしてパソコンの普及によって漢字能力を失った昭和人達なのである。