ファミリーセールのお知らせが届いていた。
昔妹がアパレルの会社に務めていて、それで私はファミリーセールなるものを知ったが、ファミリーセールというのは、招待チケットでセール会場に入ることが出来る会員制スペシャルセールみたいなものなのだ。
最初に行った時は、広い特設会場に入場する時に45リットルサイズのポリ袋が各自に渡され、ワゴンに入っている品を詰め込んで会計に向かうシステムだった。特に欲しいものではなくても、割り引き率が高いので、セール会場では「一応買っておく」というノリになり、みんなサンタクロースほどの荷物を抱えていた。
36000円が3800円!
5900円が350円!
買っとかなあかん!
詰め放題でもないのに、みんな一様に泥棒みたいに品を急いで詰めていたのだ。
かく言う私も「買っとかなあかん!」と詰めた。
人がとにかくすごかった。
まるで帰省ラッシュ。
今は会場だけでなくウエブ上でも開催されるようになったみたいなので、参加するとしたらそちらになるだろうが、相変わらずこのファミリーセール会場は相当な混雑なのだそうだ。
ファミリーセールは大赤札市。
大きなポリ袋と共にヘルメット着用を義務付けた方がいいと憂う日本の危険地帯の一つなのだ。