三日振りに外に出た。
病み上がりの時ほど、家の中での世界と外の世界の広さの違いを感じることはないのだ。
家の中では何か用事をするために歩いてもせいぜい数メートル、考えてみればさほど歩かないでご飯を食べたりお風呂に入れたり、くつろいだりパソコンをしたり素事をしたり眠ったり出来る。こんなになんでもギュっとつまって何でも出来る場所ってないのである。で、これを外でやろうと思ったら、まず飲食店を探して入り、そこから席につく。トイレに行きたくなったらまた席から移動をする。お風呂に入るにはお風呂屋さんに行かねばならないし、パソコンがしたくなったらインターネットカフェを探さないかん。家の中では数メートルで収まるものが全てに置いて壮大なアメリカ大陸横断ぐらいのスケールになるということなのである。
そりゃしんどくもなるわ。
リハーサルだけで今日はグッタリ、体力的には余力がないことがよくわかる一日だった。
このあとのラジオ収録は狭い部屋で5人女性が集まって録るということでインフルエンザ菌のこともあって本日は欠席。
あまり食欲は戻らない。
お腹が空くってどんな感じだったかなぁ。
空腹の感覚を今は忘れてしまっている。
皮肉なことに、私は体調を崩した時にだけダイエットが成立しているのである。