講談師の神田蘭さんの「わたしが・棄てた・女」の公演の打ち合わせに行った。
「わたしが・棄てた・女」は遠藤周作の作品で、今年は遠藤周作生誕90年にあたるのだそうで、私も遠藤周作作品は学生の頃にハマって一気に読んだファンの一人でもあるので、そんな作品に携われるということがまず嬉しいなと思う。
数年前からお芝居に音楽をつけたり、何かと音楽とをコラボするということに興味を抱くようになって以来、機会があったらやってみたいと思っていたことだ。
初対面の神田さんは、さすが講談師という感じで滑舌がはっきりした明るい声のトーンの女性。ここ最近は仕事で女性の声をたくさん聴いているのだが、やはり神田さんは一聴して声にハっとさせられるというのが印象的だった。
途中までの台本をいただいて、音楽の入れどころなどを打ち合わせする。
台本をいただくスタイルは初めてなので、なんだかわくわくしてきた。
公演のチケットは残り僅かなのだそうだ。
来月には「稽古」が始まる。
役者の山本ふじこさんがたまに口にする「稽古」という言葉が新鮮で、ちょっと緊張もしてきた。
異種交流文化、大好き。
私は音楽のパーツ。素晴らしい公演の1ピースとなれるよう自分の得意分野を出し切って頑張りたい。