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投稿日:2010年03月09日

2010年03月09日

部屋の中がなんだか冷えるなぁと思っていたら、外は雪に変わっていた。
3月になっても三寒四温どころか寒い日の方が多くて、今日はまた冬に戻ったような寒さになったのだ。
この家は玄関のドアに少し透明な部分があるので、雪が積もると夜でもそこだけが明るくなる。
夜になって、少しだけ玄関のドアを開けてみた。
短い時間で思ったより積もっていた。
「ダンボ、雪だよ」
ダンボを呼んで、めずらしい雪を見せる。ダンボは雪をどう認識しているのかわからないが、興奮して雪の中に飛び出て行くことはなく、しばらく無表情に見て、その後関心がなさそうに戻って行った。
部屋に戻るとダンボはヒーターの前でくつろいでいる。
この辺りの動物は、歌にあるような”犬は喜び庭駆け巡り、猫はこたつで丸くなる”ではなく、むしろ逆なのだ。近所の猫は寒くても毎日外を元気に探検しているし、犬は家のあたたかい場所を探して移動をしている。
雪が積もると地面がまぶしい。
明日になれば東京の雪は、きっと溶けてしまうのだろう。
雪がめずらしい所で自分は育ったのだなぁと思う。
足元が白一色になると、雲を下に高い所に居るようなそんな錯覚を時々抱くのである。