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投稿日:2010年03月16日

2010年03月16日

今日は学生時代の後輩、Kくんが東京に来ているということで久しぶりに夕飯を一緒に食べた。
いつも思うのだが、東京にたまにやってきた友人達は、住んでいる者からすれば信じられないような行動力を発揮する。Kくんも前日に都電荒川線に乗りその後浅草に行き、それから埼玉の大宮に行ってそれで帰って来て新橋で人と会ったらしい。そしてその日は品川で泊まって、今日は鎌倉に行ってお寺めぐりをしたあと、また都内に戻って来て私の家の最寄り駅に来たのだった。
それで、今日は私と食事をしたら夜行バスで三重に帰るのだそうだ。信じられない。パックのバスツアー並みのスケジュールである。私の場合、まずお出かけは浅草なら浅草だけで終わる。この間都電荒川線に乗りに行ったが、それだけで一日分のエネルギーと時間は使い果たした。それでも周りには行動範囲が高円寺のみという人もいるので、私は出好きな方なのだ。
Kくんとは数年に一度ぐらいの割合で同窓会や何かしらで会っているので、会っている頻度は比較的に高い友人だ。今は学校の先生をしていて、職場に行けば年下の職員さんたちもいるだろうし、それなりにエラいみたいなのだが、どうしても私には想像がつかない。だって同窓会に来れば呼び捨てで呼ばれて使いっ走りの役だ。結局私は後輩の姿しか見る機会がないので、未だに教壇に立っていること自体が信じがたいことなのだ。
しかし、昔の友達というのは面白いもので、同じ思い出を共有しているかと思えば、お互いの覚えていることがそれぞれ違っていて、話をしているとKくんが覚えていることを私が全く忘れていて、そうかと思えば私が覚えていることをKくんが覚えていない。思い出というのも、人によって景色が違ったりするのかなぁと思ったのだ。
偶然は重なるもので、Kくんとご飯を食べている時に学生時代の同じサークルだった今度は同級生からメールが届いた。来月東京に行くからご飯でも食べようよという連絡で、3月になってからこんな風になかなか会えない距離の友人と東京で会う機会が増えている。
東京は住む町になってしまうと、なかなか遊びには行かなくなる。
はとバスツアーに水族館、プラネタリウムに東京ディズニーシー、一人で行くのはちょっと寂しいかなぁと思ってなかなか行けなかった場所は、東京に遊びに来る友人と出かけるのが丁度いいのではないかと思うのであった。