日別アーカイブ : 2011年2月16日

投稿日:2011年02月16日

2011年02月16日

吉川ダン様/保護者の方へ。
という宛名の郵便物を、今日もポストの中に見つけた。
あぁ・・・・・・。
そして私はまた胸が痛む。
去年の夏頃、何かの懸賞で”吉川ダン”とダンボの名前で応募したらB賞だったかC賞だったか、鉛筆とノートのセットが当たったのだ。
「ダンくん!ダンくんの名前で懸賞に応募したら当たったよ!やった〜!」と喜んでいたら、それから度々吉川ダン様、保護者の方へという郵便物が届くようになったのだ。
よく考えてみれば、”懸賞に当たった”と言ってもそれはほぼ全員プレゼントと言ってもいいほど、みんなに当たってもいいようなささやかな賞品ではあった。ダンボの生年月日2003年2月25日と記したことで、ダンくんは来年小学3年生になる少年という名簿に載ったということになるのだろう。
そうか・・・・。
ごめんなさい。
ダンくんは本当は犬なんです。
これらたまに届くダンくん宛の郵便物は去年は小学2年生だった。そのうちに届かなくなるだろうと思っていたが、今年になって「もうすぐ3年生」という見出しで届くようになって、いよいよブルーな気持ちになってきたのだ。
ということは、ダンくんが小学6年生になるまで、このみそぎは続くのか。
保護者の方へと書いてある。
保護者って・・・・。
違うんです。
飼い主なんです。
エコな世の中なのに、私は無駄な紙を受け取っている。しかも封を開けると毎回子供向けのシールや鉛筆やペンが入っている。
電話してDMは結構ですと断ろうか。
あかん、勇気がない。
一体私は何が欲しくてその懸賞に応募したのかすら、忘れてしまった。
おまけを同封して頂いておりますが。
ダンくんは・・・・文字が読めません。
シールも興味がありません。
ボールペンはかじってしまいます。
通常のダイレクトメールに対して厳しい私だが、どうも罪悪感に覆われる。
ごめんなさい、嘘を吐きました。
懸賞に応募しただけなのに!
この胸の痛みから逃れようと、自分が小学3年生に戻って勉強をし直そうかと、ふと迷ってしまうのである。