月別アーカイブ : 2008年12月

投稿日:2008年12月30日

2008年12月30日

南青山まんだらにてJam for joyイベントに参加をした。毎回出演者が30名程の大人数のイベントなのだが、ここでミュージシャン仲間がたくさん出来たのだ。
その後のライブやレコーディングでお世話になっている人は、ここで出会った人が多く、私が参加したイベントの中でもミュージシャンやアーティストがフランクな関係が作れる場としても、Jam for joyは素晴らしい場所だ。
楽器をやっている人が音楽活動をしていて、それぞれ一番会う機会がないのが、同じパートを担っている人だ。ドラマーはドラマーと一緒に同じ仕事をやることは、ほぼないと言っていいし、アレンジャーなどの仕事をやっている人は図式から行けば、アレンジャーに仕事をお願いすることは有り得ないので、どの立場に居ても自分と同じパートの人とは現場で一緒にその空気を吸う機会がない。
しかしながら、どの仕事や現場でも途中には「さあ困ったぞ」という場面があって、これが見事に何か法則でもあるのかと思うぐらい似た内容が課題で突きつけられるわけなので、だから同じパートの人というのは、初めて会ったとしてもどこか同じ苦労をわかちあった友人のように思えてくるのだ。
Jam for joyはまず出演している人達が、笑顔で楽しそうにしているところが好きだなぁと思う。”お互い、いろいろあるけれど、だけどやっぱり音楽を続けている”仲間だ。
今年の私の音楽生活は今日でおしまい。
今年もあらたな出会いやあらたなトライもあって、大きな動きではなかったかもしれないけれど、それでもムニュムニュっと去年とは違う場所に動いたと思う。
久しぶりの音楽作品も出せた。
やりたいことややることが増える中で、大事なのは自分の時間やそれに関わってくる人達の時間を大切に出来たかどうかなんじゃないかなと思った一年だった。時間は私達が忙しいと言っている以上に忙しく過ぎていく貴重な宝だ。
乾杯〜!
みんな笑っている。
こういう場所がやっぱり好きだ。
2008年、いい一年だったと思う。
さぁ、私も今年最後の乾杯をしよう。


投稿日:2008年12月29日

2008年12月29日

今日は「晴れたら空に豆まいて」で忘年会イベントライブ。
今年もこの「晴れたら空に豆まいて」ではライブでお世話になった。またブッキングのKさんには、今度面白いライブがあるからと声をかけてもらって、ライブもいろいろ観せてもらったりと、何かと声をかけて頂いた。今日も一年の終わりのイベントに誘ってもらえて嬉しい。Kさんは普段から人と人を紹介して間をつなぐということを意識してされている方なので、私もKさんのご縁で知り合った方々がずいぶん増えたのだ。
「はじめまして」が「おひさしぶりです」に変わり、それを繰り返して行くと「おひさしぶり、元気?」になって行く。だいたい音楽をやっている人は、日常会話の中で上手に言葉をまとめられないコンプレックスがあって、それで音楽に言い足りなかったことを託しているという人が多いので、普段はやや人見知りだったりする。私自身もやはり人との距離はゆっくり縮まっていくことが多いので、こういうイベントで何度も顔を合わせられる機会というのは、私にとっても有りがたいことだ。
今日はセッション曲が、イベントとしては多く4曲あって、こういう機会でもない限り演らないようなアニメ曲を演ったり、あとはドラム、ベース、ピアノ編成のバンド形式で演れたのも楽しかった。一緒に演奏をすればやっぱりちょっと近い気持ちを共有出来る。例えれば「一緒にキャンプに行った」ぐらいの感覚になれるのが、音楽の持つ力なんじゃないかなぁと思う。
今年ももう残すところあとわずかとなった。
年越しの頃、笑顔で過ごせているかな。
12月に入ってそれを目標にするようになったと思う。
毎日、なるべく一日が終わる時に穏やかな気持ちでいられるよう、笑顔で終われるよう。問うのは今日を大事に出来たかどうか。くすぶっていたらそれはたいてい自分の考えに原因がある。建設的にやれたかどうかが結局自分の一日の良し悪しを決めているわけで、毎日目指すのはそこだと私は思う。それを一日でも多く作れたらいいなというのが、今年の日々の目標になっていた。
気をつけて過ごすようにしたら、毎日は自分の手でずいぶん変わるものなんだという実感が持てるようになった。
今年の終わりに手が届く頃となった。
私もそう、そして周りの人達が笑顔で今年の終わりにタッチ出来るといいなと思う。


投稿日:2008年12月28日

2008年12月28日

腰を少し痛くしたので、整体の先生に来てもらった。
先生にはギックリ腰を何度も治してもらっている。痛めて数日経ってしまうとかたまってしまうので、簡単には治せないのだそうだが、「早いうちなら治せる」と先生は断言される。そして本当に私は身をもってそれを体験している。ボキッ、グキッ、バキッということもない。逆に心地よくて眠たくなってくるぐらいなのだ。
痛くなったらすぐ整体。そのおかげで、一時期繰り返し腰痛で横になっていたがそれもなくなった。
今日は肩が凝っているのと、骨盤が少しズレているとのことで、そこを念入りにやってもらって1時間半ほど。終わると今日も嘘のように腰痛が消えていた。
先生の整体は魔法の整体。
その日のその時間に効果が現れる。
そして終わると何故か背がちょっと伸びた感じがするのだ。


投稿日:2008年12月27日

2008年12月27日

夜、駅前のクリーニング店にワンピースを持って行った。
ここは前に一度来たことがあった店だったが、少し高かったのでそれ以来来ていなかったのだ。
「いらっしゃいませ」
60歳ぐらいのご婦人が応対に店の奥からやって来た。
「ワンピース、ですね?」
「はい。最短だと、いつ出来上がりますか」
そう聞いたのだが・・・・
「30日の5時に出来ますけど、この日はお店が6時までなので年明けでもいいですか」
と、いう返事をされたのであった。
”閉店まで、まだ1時間あるじゃん!”
一瞬そう思ったのだが30日は私がその時間に来られないので、おとなしく引き下がることにしたのだった。
「年明けだと何日になりますか」
「年明けだと9日です」
9日って、1月9日のこと?
今日は27日なんだけど。
「え、1月の9日ですか」
「はい、そうです。お店は5日からですけれど、9日です」
ふーむ。よくわからない。
それに説明不足なのだ。
なんとなく、なのだが。さっきからこのご婦人が勝手にいろいろ決めている気がする。選択の余地がないといった関係のように感じるのだが・・・・
「お電話番号、頂けます?」
そう尋ねられたので電話番号を名乗った。が、このお店の顧客リストには入っていなかったようだった。
「会員には・・・・ならないですよね」
「は?」
「会員には、ならなくていいですよね?」
どこの店に行ってもスタンプカードをどうぞと渡されるのに、このご婦人はここでも自分の考えで仕切り、しかもこの客は別に会員にならなくてよしと判断したのであった。
妙な対応に附に落ちない顔で「それではどうも」と言って店を出たのだが・・・。
ようやく思い出した。この店に一度しか来なかった理由。
前もここの店員さんの接客は不快だったからであった。


投稿日:2008年12月26日

2008年12月26日

西川峰子さんの馴染みのお店で、本日は忘年会。ワインと洋食でのクリスマス風の忘年会となった。
「来年の私の運気はとってもいいみたいなのよ」
峰子さんの心はもう来年に向いて走り出しているみたいだ。
来年は作業が残っているレコーディングを仕上げて、春には形になる予定なので、年が明けたらまたご一緒させてもらうことになるだろう。
今年も峰子さんには何かと良くして頂いた。
「ちゃんと食べてる?」
「美味しい?」
豪快に飲んでいても、いつも人が楽しんでいるかどうかを気にして下さる気配りの繊細な女性だ。
「今年もお疲れさまでした」
「来年がいい年でありますよう、来年もどうぞよろしくね!」
最後は峰子さんが締めて、忘年会はお開きとなった。
外に出たら凍りそうな冷たい夜だった。
「重たいだろう、持ってあげよう」
冷たい風が吹いて行けば、今年の出来事をいくつか持ち去ってくれた気がした。


投稿日:2008年12月25日

2008年12月25日

私の夕飯は、2日続けて同じメニューを食べるのがだいたいのパターンだ。昨日食べたカニクリームコロッケの「続き」を食べないといけないので、今日はついでに揚げ物をそのまますることにしたのだった。
この間、午後にやっている料理番組で「タラのチーズフリッター」が「簡単で本格的な洋食の味」だと紹介されていた。先生曰く、てんぷら粉をビールで溶くときれいに揚がるのだそうだ。
ふぅ〜ん。
なんだか、これなら私にも頑張れそうだ。
そこでレシピ通りにやってみることにした。
タラの身を切り分けて、てんぷら粉をビールで溶き、油も適温となった。さぁ、あとは揚げるだけと鍋に入れたところまではよかったのだが・・・・。
ジュワ〜っ。
あらま、ビールで溶いたてんぷら粉が思ったより油の中ではねるではないか。
「バチバチ、パチパチ、バチバチ」
「あっ、あー!」
これは誤算。
花火のような音を立てて油が飛び散り、一瞬にして恐怖のキッチンになってしまった。
「熱っ、熱っ、熱い!」
揚げ物どころじゃなくなって、ガスを切って料理タイム急におしまい。揚げ物はバチバチとはねながら、もう余熱で適当に揚がるのでよしとしたのだった。
料理をしていたはずだったのだが・・・・。
何かの実験のようであり・・・。
犬は見物にも援護にも来ることなく、ヒーターの前で体を掻いていた。
はぁ〜〜あ。
くたびれた。
今日の料理はキャンプファイヤーっぽかった。
自分は一生料理が嫌いなままなんだろうなと、本日あらためて確信をしたのであった。


投稿日:2008年12月24日

2008年12月24日

スーパーに行ったら、入口に「お家でクリスマス!」というポップが張ってあった。
そう、そのとおり!
今日はクリスマスイブ。
私もお家でクリスマスをしましょう。
私にとって「家でクリスマスをする」ことは、ちゃんと料理をするということ。厳密には「今日は最後まで投げずに仕上げる」のを目標にして頑張るということなのだ。
日常の私は料理を途中で「この辺でもういいか」とやめて結果毎回まずい出来になっている。
謙遜でも何でもなく、本当にまずい。
私は料理に関しては、常に最初から気のりがしない状態で始めていて、8割の行程まで来たらいよいよヤル気がなくなってそこで完成にしてしまう傾向にある。料理がストレス解消になるという人が羨ましい。私は料理がストレスなのだ。
ご飯を炊くのも、「あと9分」の表示が出たらもうジャーを開ける。一年のうちで最後まで料理を頑張って出来たのは多分10回前後なんじゃないだろうか。
最後まで頑張れた日はさすがに美味しく出来上がり、自分でもビックリする。「すごい!嘘みたい!美味しい!」とダンボに驚いて話しかけながら食事をしていること自体がだいたいおかしいのだが、それが我が家のレベルなのであった。
でも、今日は頑張りましょう。
本日のメニューはカニクリームコロッケ。もちろん揚げるだけなのだが、ちょっとリッチな洋食屋さんに出て来そうなコロッケで、つけあわせのサラダなども少し洋食店っぽい感じにしてみた。
お皿にご飯を洋食屋さん風に盛って、本日めずらしく最後まで投げずに頑張りました。カニクリームコロッケ洋食屋さん風ディナー、完成です。
しかし・・・・私は頑張って最後まで料理を作った日は、作っている間にどうもお腹が膨れてしまうみたいなのだ。最後の方は食べるのも「頑張って」食べないといけない形になることが多く、今日もそのパターンに入ってしまった。ガッカリ、最後普通の量しかないのに大喰い選手がギブアップで倒れるように終わったのだった。
楽しみにしていたクリスマスケーキは結局手つかず。
「く、く、くるしい・・」
確かに「お家でクリスマス!」ではあったが・・・。今年はちびっこ達より早くベッドに入ったクリスマスとなったのであった。


投稿日:2008年12月23日

2008年12月23日

ユラユラ、ユラユラ・・・。
お友だちのMちゃんからモビールを頂いた。デンマークのフレンステッド社のモビールで、以前からここのモビールが欲しいなとあこがれていたのだった。
北欧では暮らしの中で、モビールを飾るのだそうだ。
このフレンステッド社は、手作りモビールの老舗の会社で、「わたしたちのモビールを置いて下さるお店と、買って下さった方は全てわたしたちの家族です」というメッセージがとても心によくて、機会があれば買いたいなと思っていたのだった。
ゆっくりと形を変えるモビール。
部屋の中の少しの空気の流れでも動くらしく、窓もエアコンの風もない部屋なのにユラユラと揺れているのを見て、何も動いていないと思っていた部屋にも空気が動いているんだなぁということがわかる。
なんか落ち着くね。
モビールを部屋に吊るしただけで、部屋が変わった。
mobir.JPG
ユラユラ、ユラユラ。
4つのゴンドラが揺れる。
ようこそ、私の部屋へ。
デンマークってどんな国なの。
日本は天井が低い?
ま、だけど、自由にやってね。
ささやかな家だけど、あなたにとっても、居心地がよくなりますように。


投稿日:2008年12月22日

2008年12月22日

シカグッズに弱いのだ。
前はシカをモチーフにした雑貨なんて、ほとんど見なかったのだが最近はちょくちょく目にするようになった。
ウチのダンボは耳に特徴があって、耳が大きいので「ダンボ」と名付けるか、耳の形が似ているので「バンビ」と名付けるかで迷ったので、シルエットがバンビに少し近い風貌ではある。そのせいで「シカ」「バンビ」グッズには妙な親近感が沸いてしまい、別に必要でもないのに「あらっ、ダンボちゃんにそっくりだわ!」という感動だけで、その品を買ってしまうことが度々あるのだった。
シカのポストカード、メモ帳は結構買った。シールなども買ってこれらは引き出しに入っていて、シカのイラストのTシャツやシカプリントのリネンも、柄が「シカ」なだけで買っていた。シカ柄のマットにシカの形をした形態ストラップにシカクッションまで・・・。
それで、シカの絵を見て一人満たされた気分になっているのだった。
シカ柄だったらなんでもオーケー的な勢いになっていて、そのうちにシカの剥製を飾ってしまうんではないか、このまま自分がシカグッズコレクターになってしまうんではないかと心配になってきた。
シカが部屋にあると何故か嬉しい。
時々、シカグッズを眺めてほくそ笑んでいる自分が居る。
いつの間にこんなに増えたんだろうね。
今私の家はゆっくりとシカ屋敷になってきているのである。


投稿日:2008年12月21日

2008年12月21日

もうすぐクリスマス。今月は”クリスマスボックス”に入れる物を探す楽しい月だった。
以前、友人が「贈る相手があって、品物を選ぶ時って幸せな気分になれるものなのよ」と話してくれてハっとしたのだが、本当にその通り。店で「これがいいな」と思ったり「やっぱり今日はやめておこう」と決めたりするのは、自分が楽しい。
喜んでもらえるかな。
似合うかな。
こんなの、使うかな。
人が誰かに何かを選ぶ時は、そういうことを考えていて、そこに決して「負」の心はない。だからやっぱり、選んでいる人にとって幸せな時間なのだ。
メリークリスマス!
今日発送出来る2つは夜に郵便局に出し終えた。
どうか24日に届けて下さいね。
ホっとしたのと同時に、これから街に出てももうあれこれ考えることがなくなるのかと思ったら、少し寂しくなった。
私が子供の頃、サンタも今頃「何が喜ぶのかな」「何が嬉しいのかな」と私の心の中を思い浮かべていたのだろう。最後にサンタがくれたのは、男の子と女の子がベンチに座ってキスをしている置物だった。それは貯金箱でもなく、何の用途もないただの置物で欲しい物かと聞かれたら別に欲しい物でも何でもなかったが、包みを開けたらとっても嬉しかった。
”サンタさんが私を覚えていてくれた。”
クリスマスの頃が好き。
このあたたかさが、私の好きなあたたかさなのだ。