今日はバービー人形がアメリカで初めて発表された日なのだそうだ。それが1959年のことなので、バービーちゃんはもうシワシワのおばあちゃんになっていてもいいのだが、リカちゃんもサザエさんもバカボンのパパもミッキーマウスもそう、バービーちゃんも不老不死軍団の一人なので、今もキュートな女の子のままなのだ。
私が「バービー人形」の存在を知ったのは、大人になってからだった。子供のおもちゃのはずなのだが、子供の頃にバービー人形があるということは知らなかったし、周りの女の子の中でバービー人形を持っている子は一人も居なかったので、高槻には売っていなかったのではないだろうか。よくわからないのだ。
そんなわけで私達の間では「お人形さん」と言えば「リカちゃん」だった。大抵の女の子は自分の「リカちゃん」を一体持っていて、あとはそれに付随するグッズを買ってもらっていたのだ。グッズで一番の人気はやはりリカちゃんハウス。私も欲しかった。
私が買ってもらえたのは、何故かリカちゃんタンス。「リカちゃんハウス」を持っている友だちの家へ、よくリカちゃんとタンスを持って遊びに行ったのだが、タンスはリカちゃんハウスの大きさには大き過ぎて中に入らず、何の使い道もない物でしかなかったのだった。
お人形さんはみんな若くてべっぴんさん。
バービーもリカちゃんもいろんな種類が出ているのだから、この辺でオバちゃんになったバージョンも出て欲しいなと思う。
オプションアイテムは自転車。前かごと後ろかごがちゃんと付いている物だ。オバちゃんのよく行くスーパーなども順次出して行けば、行きつけの八百屋さんやクリーニング店と広がって行き、そうするとそのうちにジオラマが出来るのだ。
なんだか、オバちゃん人形シリーズがだんだん欲しくなってきたのだ。
そしてオバちゃんハウスにはオバちゃんちゃぶ台やタンスがオプショングッズとして売られている。で、オバちゃんバージョンらしく、タンスの引出しの中には「いつか使うかもしれないから」と取っておいた包み紙やリボンが入っているのである。