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投稿日:2009年03月24日

2009年03月24日

お二階に住んでいるワンコちゃんは、ミニチュアピンシャーという短毛の小型犬。黒とこげ茶の二匹で、飼い主さんは30歳前後の同棲カップルだ。
上のワンコちゃんは、飼い主さんが居る時は静かなのだが、今年に入ってから一匹の黒い方のワンちゃんが飼い主さんが出掛けて居なくなると、1〜2時間ずーっと吠えるようになってしまった。
本で読んだことがあるのだが、どうやらこの行動は「分離不安」から来るらしい。飼い主さんが居なくなることがストレスとなって、部屋の中で粗そうをしたり物を壊したり、ウンチを食べたりすることが留守番のワンちゃんに起こることがあって、飼い主さんが出て行って1〜2時間吠え続けるということもあるのだそうだ。
おかげで午前中は、最近はずっとワンワン吠える中で過ごす日々となってしまった。
洗濯物を干そうと窓を開けると、窓の所にやって来て激しく吠えられる。いつも黒いワンちゃんが窓の所で仁王立ちをしているのだが、もう一匹も援護にやって来て一緒に吠えるので、洗濯物を干している間じゅうは更にうるさくなる。ダンボが飛び出るのを見ると、それでまた激しく吠える。お昼を過ぎるまではずっとこんな調子なので、この声は他の家にも聞こえているのだと思う。
だが、飼い主さんが家に居る日は静かなのだ。
洗濯物を干そうが、ダンボが遊んでいようが、全く姿も現さない。だからまさか自分の留守中に毎日吠えまくっているなどとは、飼い主さんは思いもしないのだと思う。
「あら、今日は家に居るんですね」
「今日は早く家を出られたんですね」
複雑な感じだが、私は飼い主さんに心の中で話し掛ける毎日となった。
今日はまた朝からワンワンと吠えている。
「もうお仕事に行かれましたね」
お二階のワンちゃんはこうして、お二階の人の暮らしをご近所さんに教えているのであった。