お向いに住むおじさんに、「たくさんあるから」とあさがおの苗を3つ頂いて、それからあさがおの成長が毎日の楽しみとなっている。蔓タイプの植物はその生命力の強さがよく見える。つかまる所を探して一晩でいつの間にか背が伸びて何かしらに絡まっているのだ。
隣りの花木の枝、雨どい、雨戸のフェンス、配管線・・・・。つかまって伸びていくのが蔦植物の生きる方法で、”私、ラティスがないとヤル気が起きないの””もっと日当たりをよくしてくれなくちゃダメだわ”と文句を言うわけでもなく、ふてたりもせず、自分で自分に必要な条件は、ないなら身近なもので代用してやりくりして大きくなっていく。その様から学ぶことは沢山あるのだ。
お向いのお家は二階のベランダから何本もあさがおが上れるようなヒモが設置されて以来グングン伸びている。
ジャックと豆の木の、あの空まで伸びたのはあさがおだったのかもしれないね。
伸びろ、伸びろ、天まで届け。
もしも届いたら、チビ太とゴン太に会いたいな。
ところで、何色が咲くんだろう。
尋ねていなかったからわからないのだが、それも咲いてからのお楽しみでいいなと思う。
我が家にあさがおが加わった。
我が家のあさがおも夏に向かって伸びている。