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投稿日:2012年01月23日

2012年01月23日

雪は降るぅうう〜。
あなたは〜来ないぃいいい〜〜。
まさか本当に雪が降るとは。
今日は午後から地下のスタジオでのレッスンだったので、外の様子がわからないまま過ごしていた。
家を出る時は小雨が降っていた。
天気予報では「夜には雪に変わるでしょう」と言っていたので、レッスンの合間に様子を見に行っていたが雪にはなっていなかった。夜になっても雪は降っていなかったので、”よかった。雪、降らなかったわ”と安心していたのだ。
その1時間半後、スタジオを出て地上に出たら雪は吹雪いていてしかも既に積もっているではないか。
「うへぇええッ」
いつの間にこんなに天気が変わったのかしら。
道路に一歩足を踏み出したところで早速滑って転びそうになった。
雪は怖いのだ。家の中から見る分にはいいが、足元をすくわれてはずみで怪我をするなんてことが現実的で、今だって警戒しながら足を踏み出したのにツルンと簡単に滑ってしまった。
こんな日はタクシーで帰るのが一番。
少なくとも私にとって一番いい選択肢はタクシーなのである。
いつもタクシーが結構通っている通りも、この雪のせいか走っていない。一台見つけてつかまえそこねてしまって以来、こんなにタクシーが通らない日も珍しいのだ。
しかしいつの間に。
ひたすら寒さに耐え地蔵のように動かずに待っていたのだ。
随分待ってようやく乗れたタクシー。
安心したのもつかの間、今度は車がたまにスリップをするのでこれまた恐怖だった。
家の前の私道に着くとようやくホっとした。
ネコの足跡が新雪に点々とついていた。
雪の夜は静かだなぁ。
私も雪深い国に来たかのように、キュッキュッと音を立てて玄関に向かってゆっくりを踏みしめたのだった。