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投稿日:2008年11月13日

2008年11月13日

「ちょっと待っててね」
ダンボが物を拾ってくれたりすると、ごほうびのおやつをあげることになっているのだ。
だが、たまに手が離せない時がある。
前にごほうびをあげなかったら、「やってらんないよ」と、お手伝いを放棄されたことがあるので、ダンボとの約束は自分の為にも守った方がいい。だから、すぐにごほうびのおやつをあげられない時は、「後でね」「ちょっと待っててね」と口にするようにしているのだ。
ダンボはこの言葉を多分理解している。犬の知能は人間の知能に置きかえると2、5歳〜3歳ぐらいなのだそうだが、ダンボは結構記憶力がいいんじゃないだろうか。
たまに「ちょっと待っててね」と言ってから、そのまま用事に気を取られて忘れてしまうと、ダンボの方は「後で」の約束をずっと覚えていて、見える位置に座って私をずっと見つめている。
視線に気付いて「あ、ごめんごめん」と私が思い出すと、”やっと今度はボクの番だ”と喜び、「どうしたの?」と思い出せないまま普通に声を掛けると”もう待てない!我慢していたのに!”と急に二本足で立って、両手をグルングルン回して暴れるのだった。
「あー、ごめんごめん。ごめんね」
私が2歳半の時ってどれぐらいの記憶力だったのか。自分の記憶自体が3歳以降のものしかないので、比べることも出来ないが、犬は思っているより”さっきやった悪いコト”も覚えているし、”後で散歩に行く”ことも覚えているのだ。
特に教えたわけでもないのに、生活の中で彼が覚えたこと・・・。
「お風呂」という単語を聞くと、ダンボはベッドの下に急いで隠れに行く。
「見ーつけた!」と、言うとうなだれてものすごく悲しそうな顔をする。
「かくれんぼ遊び」も覚えた、ダンボなのであった。