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投稿日:2008年11月23日

2008年11月23日

ニュースを見ていたら、渡り鳥のように長距離を移動する蝶々の話題をやっていた。
春から夏にかけては日本列島を北へ、秋になると南下するこの渡り蝶々は「アサギマダラ」という蝶々なのだそうだ。
移動範囲は主に日本と南西諸島、台湾間の行き来で、同じ個体が行って帰る渡り鳥と違うのは、行き来は子供に継ぐ形でなされるらしく、寿命の関係があるのかもしれない。が、それでも海を渡る蝶々である。信じられないのだ。
このアサギマダラを調査している団体の発表では、台湾からそれぞれ鹿児島、滋賀県に渡った個体を確認したということで、一体どんなお化けみたいな蝶々なんだろうと思っていたら、その姿はモスラ風でも何でもない水色と茶色っぽい二色で羽色を作る「綺麗なチョウチョウ」だった。
大きさは4〜6センチ。とても見た目からは長距離を移動出来るような感じはしない。
親から子にバトンを渡し、大移動をするのが彼等の宿命なのか・・・・。
こんなに可憐なフワフワした蝶々なのに?!
飛んで、飛んで、飛んで。
1000km以上もの遥か遠い道程を旅する。
それが生きている証のアサギマダラという蝶々がいるのだ。