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投稿日:2009年11月04日

2009年11月04日

今までに何度となく枯らしてきたのが、部屋の中に置く観葉植物だ。置き場所や水やりも結構気を使って来たつもりだったのだが、数ヶ月すると少しずつ元気がなくなってきて、それでそのうちにいよいよ元気がなくなってしまって最後に枯れてしまうのだった。
最初は今度こそ!と思ってまたチャレンジしていたが、「また枯れてしまった」というガッカリ気分を味わうごとに無邪気に観葉植物を買えなくなって行ったのだった。花の苗は割と気軽に買うのだが、観葉植物に関してはヤケに慎重になっていた。
友人の家にはでっかい何の木なのかわからない植物が部屋にあって、結婚して東京に引っ越した年だったかに買ったら今ではこんなに大きくなったと言っていた。じゃ、もう10年以上になるはず。花木に興味のない人にはピンと来ないかもしれないが、植物が長持ちをした時というのは妙に自分が何かを続けたかのような達成感というか、自信がわいて来るものなのだ。
私はその逆パターンで観葉植物を枯らし続けて来たのだが・・・。
ようやく現在の所1年枯れずにいる、私にとって初のご長寿観葉植物が出来た。それはコンシンネという種類で、ミニ観葉植物コーナーでも見かけるが、2メートルぐらいの背の高さのもよく見るタイプのものだ。最初に数ヶ月目にやはり葉っぱが枯れてきて、いつものように「あぁ、このまま枯れてしまうのか・・」と寂しい思いで見ていたのだが、今回はなかなか枯れない。頑張っているなぁと眺めているうちに、下葉が枯れても、どうも同時に上の方からまた若い葉っぱが伸びてきているということがわかってきたのだった。で、脱皮するようにほんのちょびっとずつだが、この1年で背も伸びた。
kanyoushokubutu.jpg
多分この1年で1センチ成長をした。
その間私は何千回も気になって見ていたので、相当なプレッシャーの中でコンシンネくんは成長を遂げたのだと思う。
この調子だと2メートルになるまでには私は死んでいる。
でもいいや。大きくなあれ。
植物がご長寿だと、それだけで何か自分が物事を長く続けたかのような喜びがある。
花木は思わぬ喜びを与えてくれる存在なのである。